11月特集のお知らせ(予告)
11月の特集記事や注目連載をご紹介! 「マイドクター会員」のご登録で、最新記事も過去の記事もすべて読み放題! 健康本のオンライン閲読や電話相談など、盛りだくさんのサービスもご利用できます。
マイドクター会員(有料)とは → ご案内はこちら
\健康長寿に役立つ記事が満載!/ (1カ月無料、まずはお試しください!)
【11月の特集】
\前半特集/ 一生モノの肩の守り方
(11月前半公開予定)
「肩が痛い」「腕が上がらない」――どうせ五十肩だろうと諦めていませんか? 放置していると症状が悪化することも。痛みの原因や適切な治療・ケアを知って、一生モノの肩を守りましょう。
- 第1回 あなたの肩の痛みはどれ?5 つの原因と受診すべき 2 つの兆候
- 第2回 その痛み、肩こりとは限らない?50 代、60 代で増えるトラブル対策術
- 第3回 肩こりに効く!3つのタイプ別体操&やってはいけない4つのケア
\後半特集/ 最高の快眠術
(11月後半公開予定)
睡眠時間を犠牲にしている人が多い現代社会――睡眠は単なる疲労回復にとどまらず、心身の健康に関係し、さらには寿命まで左右します。もっとぐっすり眠りたいと願うすべての人に快眠ノウハウをお伝えします。
- 第1回 脳の健康維持にも影響大「睡眠の質」を整える5つの方法
- 第2回 寝つきが悪い、何度も目が覚める…自分でできる不眠タイプ別対策
- 第3回 「昼間の眠気」の主因の一つ 放置厳禁の「睡眠時無呼吸症」
\特別企画/ひざのセルフケア新常識
(11月前半公開予定)
ひざの痛みを放置すると悪化の一途をたどり、行く末は要介護に――どのようなセルフケアや治療を選ぶのが正解なのでしょうか。最新の診療ガイドラインをもとに、日常生活のコツや気になる最新治療についても紹介します。
- 第1回 ひざのセルフケア新常識 すり減った軟骨は戻らない!
- 第2回 ひざが痛い人が鍛えるべき筋肉は? ひざが楽になる日常動作のコツ
- 第3回 最新ガイドラインで判明「ひざに本当に良いこと」
【新連載! 毎月さまざまな病気・疾患の治療法を紹介 】
専門医に聞く 気になる治療の今(11月後半公開予定)
毎月、一つの病気をテーマに、第一線の専門医への取材を通じて、最新の治療動向と選択肢を分かりやすく紹介する連載です。メリットやリスク、受診の目安など、患者の疑問に応える実践的情報を提示します。
- インフルエンザ、流行始まる 専門医に聞く感染予防の「落とし穴」
- 新型コロナの死亡者はインフルより圧倒的多数 ワクチン接種は低迷
【テーマ別特集】
11月のテーマは「食道」(11月前半公開予定)
【健康Q&A】
あなたの疑問に専門家が回答! 健康Q&A「鼻や嗅覚、蓄膿症」のお悩みに近藤健二先生が答えます(11月後半公開予定)
【注目の連載】
「100年元気」を目指すアンチエイジング学(11月前半公開予定)
快眠の科学(11月前半公開予定)
Dr.ひらまつの「知っておきたい“老化”と“目”の話」(11月後半公開予定)
野口緑の「職場の健康」Q&A(11月後半公開予定)
【健康ブック】
11月1日から、以下の書籍をオンライン閲読できます。 健康ブックの詳細はこちら
改訂新版 IBS(過敏性腸症候群)を治す本
下痢・便秘などの症状に悩まされるIBS(過敏性腸症候群)。心因性の病気だとみなされがちですが、主に4つの原因があり、どれに当てはまるかを知って正しい対処をすれば、コントロールしやすい病気です。ストレスによって症状が生じることもありますが、それはきっかけにすぎません。
大腸内視鏡検査のエキスパートで、日経Goodayの特集記事でもおなじみの医師・水上健氏がIBSの正しい知識や治療法を分かりやすく解説。腸のマッサージなど患者さん自身が行える対処法から、治療の最新情報、IBSを卒業した患者さんの体験談も収録しています。
50歳からの心の疲れをとる習慣<日経Goodayの本>
50歳を過ぎると、体力が衰えて、疲れが抜けなくなってくるだけでなく、心も疲れやすくなってきます。ちょっとしたことでイライラしたり、傷つきやすくなったり、気分の浮き沈みが大きくなったり……。人生100年時代では、50歳はその「折り返し地点」。残りの長い「人生の後半」は、心の疲れをきちんとケアすることが何よりも大切になってきます。
本書では、日経Gooday連載でもおなじみの元・陸上自衛隊の心理カウンセラーである下園壮太さんが、あなたの心と体に寄り添う「メンテナンス習慣」をお教えします。
治りにくい心の病
統合失調症やうつ病、双極性障害、不安障害、摂食障害――心の病が治りづらいのは特別なことではありません。治りにくい理由として、診断の問題、治療方針の違い、投薬の違い、併存する別の病気などが考えられます。また、医師と患者とのコミュニケーションの問題もあります。
この書籍は、よく見られる心の病について、なぜその症状が改善しないのか考えられる理由を広く検討し、その原因や症状ごとに、よりよい対処方法を一般の方向けにアドバイスします。改善しない理由を探ることから治癒への希望に結び付けることが狙いです。
*日経Goodayのコンテンツを許可なく複製、編集、翻訳、翻案、放送、出版、販売、貸与、公衆送信、送信可能化などに使用することはできません。日経Goodayで提供しているコンテンツの著作権についてはこちらをご覧ください。
Page 2
日経Goodayは、「高血圧の新常識 ~名医が教える 忙しくてもできる簡単コントロール術~」と題して、ウェビナーを開催します。マイドクター会員の皆さまを無料でご招待(事前登録制)。ぜひ奮ってご参加ください。
(背景イメージ画像:Pcess609/stock.adobe.com)
高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、自覚症状がないまま進行し、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった重篤な病気を引き起こすことがあります。健康診断で「血圧が高め」と指摘されても、「まだ大丈夫」「忙しいから後回し」とつい放置していませんか? あるいは、「一度薬を飲み始めたら一生やめられないのでは」「生活習慣の改善は大変そう」といった不安から、なかなか一歩を踏み出せない方もいるのでは…。しかし、高血圧は適切な管理でリスクを大幅に低減できます。
そこで日経Goodayでは、忙しいビジネスパーソンをはじめ、高血圧が気になるすべての方を対象に、ウェビナー「高血圧の新常識 ~名医が教える!忙しくてもできる簡単コントロール術~」を日経ビジネスLIVEと共同で開催いたします。2025年11月18日(火)19時から開催予定、Zoomによるライブ配信となります。
講師は、自治医科大学循環器内科学部門教授、日本高血圧学会理事長の苅尾七臣氏です。最新ガイドラインに基づく高血圧の「新常識」から、見逃されがちな「早朝・夜間高血圧」のリスク、スマート血圧計などの最新デバイスを活用した管理術、無理なく続けられる食事・運動のポイント、さらには冬の季節に注意すべき「ヒートショック」対策までをお伝えします。質疑応答の時間も設け、皆さまの疑問に幅広くお答えします。
日経Goodayマイドクター会員の皆様は無料で視聴できます。事前登録制の先着順になりますので、ぜひ、下記の申し込みページからご登録ください。
ウェビナー開催「高血圧の新常識 ~名医が教える 忙しくてもできる簡単コントロール術~」
- 開催日:2025年11月18日(火)19:00~20:00(予定、開場はウェビナー開始10分前から)
- テーマ:高血圧の新常識 ~名医が教える 忙しくてもできる簡単コントロール術~
-
講師:苅尾七臣氏(自治医科大学循環器内科学部門教授、日本高血圧学会理事長)
<プロフィール>
1987年自治医科大学卒。2005年度より自治医科大学内科学講座循環器内科学部門教授(現職)、2018年度より⾃治医科⼤学附属病院循環器センター・センター長、2025年度より内科学講座主任教授。専門は循環器内科学、特に高血圧。日本高血圧学会理事長、国際高血圧学会事務局長。 - 聞き手:塚越小枝子(ライター、日経Gooday連載「『脱・高血圧』大作戦」担当)
- 司会:鈴木陽子(日経Gooday編集長)
- 会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
- 主催:日経Gooday、日経ビジネス
- 受講料:日経Goodayマイドクター会員(有料)の皆様、日経ビジネス電子版の有料会員の皆様、雑誌「日経ビジネス」購読の皆様は無料で視聴できます(いずれも事前登録制、先着順)。
- 無料視聴を希望でまだ日経Goodayマイドクター会員でない方は、こちらから会員登録(月額894円、初月無料)をした上で、次のページから参加をお申し込みください。
- 日経Goodayマイドクター会員にならずにウェビナー視聴をご希望の方は、3300円(税込)で視聴可能です。こちらから参加をお申し込みください。
- 日経ビジネス電子版の会員の方は、こちらのページに移り、お申し込みください。
- 雑誌「日経ビジネス」購読の方は、10月20日号、10月27日号などの案内からアクセスし、お申し込みください。
- 変更/キャンセルにつきまして:セミナー開催日の8営業日前まではキャンセルが可能です。キャンセルの場合は、こちらのWebフォームからキャンセルの旨をご連絡ください。その際、「受講番号」は必ずご記入いただき、「お支払いの有無」もお知らせください。キャンセル期限を過ぎた場合、受講料は全額お支払いください。代理の方がご出席くださいますようお願いします。
※日経BPの営業日につきましては以下の通りです。
営業日:土日祝日を除く月~金曜日。年末年始(12月29日から1月3日まで)は営業いたしません。
ウェビナーへの参加の申し込みは、次のページからどうぞ (マイドクター会員の方はログインしてお進みください)
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 3
健康・医療のエキスパートが月替わりで登場して、読者の皆さんの質問に回答する人気連載「健康Q&A」。2025年12月の回答者は、骨粗しょう症など骨の老化に詳しい、東京慈恵会医科大学整形外科主任教授である斎藤充先生です。このテーマに関して日ごろから疑問に思っていること、聞いてみたいことがある方は、ぜひご質問をお寄せください!
斎藤先生は骨粗しょう症がご専門で、骨密度だけでなく「骨の質(骨質)」が重要であると提唱し、世界初となる骨質を評価する方法を作り上げ、骨粗しょう症や老化研究で国内16受賞、アジア人初となる海外2受賞されているほか、『100年骨』(サンマーク出版社)など著書も出されているスペシャリストです。
骨密度や骨質のお悩みや骨折や骨粗しょう症などに関する疑問のある方は、ぜひこの貴重な機会に質問をお寄せください! 回答記事は2025年12月に掲載いたします。
斎藤先生への質問はこちらからどうぞ↓↓↓
※質問募集期間:2025年9月25日~10月29日 都合により受付終了が早まることもございます。あらかじめご了承ください。
【質問例】(以下と似た質問でも構いません)
斎藤充(さいとう みつる)氏 東京慈恵会医科大学整形外科主任教授
!ご注意!
- 質問はどなたでも可能ですが、回答記事を閲覧できるのは、日経Goodayマイドクター会員(有料会員)のみです。マイドクター会員についての詳細は、こちらをご覧ください。
- 「あなたの症状に合う薬は〇〇です」など、医師の診断行為に該当するような個別・具体的な回答はできません。また、寄せられた質問のすべてに回答する企画ではございませんのであらかじめご了承ください。
- 医師・看護師などの専門家に直接健康相談をしたい方は、24時間365日ご利用できる、「日経Goodayマイドクター 電話相談24」をご利用ください。ご利用できるのは、日経Goodayマイドクター会員に限られます。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 4
日ごろから日経Goodayをご愛読いただき、ありがとうございます。
皆さんは、日ごろ受けている健康診断や人間ドックの結果をどのように管理していますか。紙の状態で提供された健診結果を保管している人が多いかもしれません。
そこで、日経Goodayの提携サービスのアプリ「ヘルス×ライフ」を使って、健診結果をデジタルデータとして管理する方法を紹介します。
紙の健診結果のデータを無償で取り込める
ヘルス×ライフには、健康診断のデータを一元管理できる機能があります。健診結果の検査値は自分で登録することもできますが、健診結果を写真に撮って送れば自動入力してくれるサービスがあるので、活用するといいでしょう。もちろん無料で利用できます。
健診結果を入力しておくと、すぐにアプリで確認することができます。また、生活習慣病のリスクがどの程度あるのかをグラフで表示する機能があるので、自分の健康管理に役立てることができます。
【1】健診結果を撮影する
【2】「入力依頼」を選択して、健診結果の画像をメールで送信する
あなたの健康をサポートする総合健康アプリ「ヘルス×ライフ」
健康管理ができるアプリ「ヘルス×ライフ」は、iPhoneとアンドロイドの両方のスマートフォンで利用可能です。
その日の歩数を表示するほか、日々の体重、血圧、体温などのデータを入力していくと、グラフにして変化を「見える化」できます。日々の変化をチェックすることは、ダイエットはもちろん、高血圧、脂肪肝などの生活習慣病対策としても重要です。アプリから、日経Goodayの最新記事を読むこともできます(マイドクター会員限定の記事は会員登録とログイン手続きが必要)。
◇ ◇ ◇
健康管理の基本は「自分の健康状態を正しく把握する」こと、そして「日々の管理を継続する」こと。病気の予兆を早めに知ることにつながります。そのパートナーとして「ヘルス×ライフ」をご活用ください。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 5
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 6
健康・医療に関するホット・トピックスをお伝えします。
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 7
日経Goodayでは日々、新しい健康・医療情報をお届けしています。その中で、読者のみなさまが今、最も気になっているテーマ、例えば、「大腸がん」「脂肪肝」「痛風・尿酸値」「男性ホルモン」などに関する多数の記事の“エッセンス”をすばやく知りたい――。そんなニーズにお答えする新サービスを開始します。
それが「テーマ別特集」です。毎月、読者のみなさまの関心が高かったテーマをチョイスし、特に好評だった記事のポイントを編集部でピックアップしてお届けします。そのテーマ、ジャンルについて知っておくべきことが、この記事を読むだけですべて把握できます。さらに、そのテーマに関する記事一覧もご用意しました。ご活用ください。
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 8
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつある。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていない。一体、どのように摂取するとよいのだろうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていこう。
テーマ別特集「たんぱく質」この記事の主な内容 シニアになると、若いころより筋肉がつきにくい! 60代は若い頃に比べて筋肉が約30%も減る たんぱく質は認知機能や寿命にも影響 筋肉を増やすために必要なたんぱく質の量は? 中高年以降は朝のたんぱく質摂取が大事 昼食はたんぱく質摂取量がばらつきやすい シニアが優先的に選びたい食材は? たくさん食べられない人はプロテインで補完、注意点は 慢性腎臓病の人は、たんぱく質のとり過ぎに注意シニアになると、若いころより筋肉がつきにくい!
いくつになっても十分な筋肉量を保ち続けることができれば、丈夫な足腰を維持し、そして、さまざまな病気を予防することが期待できる。筋肉づくりのためには、筋トレなどの運動をすることはもちろん、食事にも気を使うことが大切だ。筋肉を増やすために重要な栄養素が「たんぱく質」。たんぱく質は筋肉の材料であり、筋合成のスイッチを押す役割もある。
特にたんぱく質をとる上で気を付けたいのがシニア世代だ。この世代で筋肉量やたんぱく質摂取量が少ない人は、より積極的にとっていきたい。というのも、高齢になると若いころより筋肉がつきにくくなるからだ。筋肉がつかないわけではないが、シニアは若い人と同じ量のたんぱく質を摂取しても、同じだけの筋肉を合成することができない。筋肉不足になると、フレイル(虚弱)が進行してしまう。そうした事態はなんとしても避けたい。
60代は若い頃に比べて筋肉が約30%も減る
そもそも、シニアになると若いときと同じようには筋肉がつくれなくなるのはなぜなのか。
ポイントは、必須アミノ酸の一つである「ロイシン」にある。ロイシンは、必須アミノ酸の中でも特に強く筋合成のスイッチを押してくれる。しかし、高齢者はロイシンに対する抵抗性を持っているため、若い人と同じ量のたんぱく質を摂取しても筋合成を高めにくい。立命館大学スポーツ健康科学部教授の藤田聡氏は「高齢者はより多くのたんぱく質を摂取しないと食後の筋合成を最大化できないことになります」と話す。
筋肉量は、年齢を重ねるとともに低下していく。筋肉量は20~30代ごろをピークに、10年ごとに約8~10%ずつ減少し、40代ではピーク時と比べて約10%、50代では約20%、60代では約30%も減ってしまう。
「筋肉量が低下すると、歩行や階段の上り下りといった日常生活の動作に困難をきたしやすくなります。それにより活動範囲が狭くなり、1日の運動量が少なくなる。すると、さらに筋肉量が少なくなる…といった悪循環が生まれます」と藤田氏は話す。
さらに転倒や寝たきりのリスクも出てくる。「歩行速度が遅くなることによって転倒のリスクが高くなります。筋肉はクッション材の役割もしているので、筋肉量が低下すると骨折する可能性も高くなり、骨折すると寝たきりのリスクも高まるのが怖いところです」(藤田氏)
図1 筋肉量低下の悪循環
加齢による筋肉量の減少は避けられないものではあるが、減少の程度はなるべく最小限にとどめたいもの。筋肉量が減少していき、かつ筋肉がつきにくいシニアは、より意識的にたんぱく質摂取や筋トレをしたい。
本記事では、筋肉をつけるためのたんぱく質のとり方のコツを、過去の人気記事を基に紹介しよう。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 9
日経Goodayでは日々、新しい健康・医療情報をお届けしています。その中で、読者のみなさまが今、最も気になっているテーマ、例えば、「大腸がん」「脂肪肝」「痛風・尿酸値」「男性ホルモン」などに関する多数の記事の“エッセンス”をすばやく知りたい――。そんなニーズにお答えする新サービスを開始します。
それが「テーマ別特集」です。毎月、読者のみなさまの関心が高かったテーマをチョイスし、特に好評だった記事のポイントを編集部でピックアップしてお届けします。そのテーマ、ジャンルについて知っておくべきことが、この記事を読むだけですべて把握できます。さらに、そのテーマに関する記事一覧もご用意しました。ご活用ください。
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 10
この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 11
この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!
「ラジオ体操」についての問題
【問題】1928年(昭和3年)に始まり、100年近くの歴史を持つ「ラジオ体操」。そのラジオ体操に期待できる効果として、間違っているものはどれでしょう。
- (1)「筋力」の維持・向上が期待できる
- (2)「バランス能力」の維持・向上が期待できる
- (3)「敏しょう性」の維持・向上は期待できない
- (4)「運動継続への自信度」の低下を抑える効果が期待できる
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 12
この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 13
この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!
「インターバル速歩」に関する問題
【問題】ウォーキングで手軽に体力アップをしたいと思うもの。しかし、そのハードルは意外に高いようです。そこで考え出されたのが、ウォーキングの常識を変えたといわれる「インターバル速歩」です。以下の、ウォーキングやインターバル速歩についての解説のうち間違ったものはどれでしょう。
- (1)体力を上げるには普通のウォーキングでは運動強度が低すぎる
- (2)インターバル速歩なら週60分ほどでも体力が上がる
- (3)インターバル速歩は週60分よりも長時間すればするほど効果が上がる
- (4)ややきついと感じるような運動を2分ぐらいするなら、インターバル速歩に限らずどんな運動でもいい。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 14
直近1~2カ月の平均的な血糖値の推移を示す中長期的な指標であるHbA1c(ヘモグロビンA1c)。血糖コントロールにおいて重要視されている指標だが、変動してもほとんど自覚症状はないので、健康診断の結果を基に持続的な対策を取る必要がある。管理栄養士である麻生れいみ氏にHbA1c対策に有効な食事や生活習慣のコツを聞いた。
世界初(*)!ヘモグロビンA1cの低下をサポートする乳酸菌入りヨーグルトが登場
病気の早期発見や対策推進のために欠かせない血糖レベルのチェック。空腹時血糖値、食後血糖値、HbA1c(ヘモグロビンA1c)の3つの指標があり、このうち空腹時血糖値と食後血糖値は採血時の瞬間値だが、HbA1cは直近1~2カ月の平均的な血糖値の推移を示す中長期的な指標だ。管理栄養士である麻生れいみ氏によれば「HbA1cは直前の食事に左右されにくい安定した数値」であり、血糖コントロールの指標として広く用いられている。
「人間ドック・予防医療学会ではHbA1cの値が5.5%以下を基準範囲、5.6~6.4%を要注意、6.5%以上を異常と規定しています。病気にならないために、基準範囲に収まっている人は数値が上がらないように、要注意の人は5.5%以下に抑えるようにしましょう」と麻生氏は警鐘を鳴らす。
そこで注目されるのが、明治が10月14日(火)に発売した機能性表示食品「明治ヘモグロビンA1c対策ヨーグルト」。世界初(*)のヘモグロビンA1cの低下をサポートする乳酸菌入りヨーグルトで、健康な方の高めのヘモグロビンA1cの低下をサポートする「MI-2」乳酸菌を使用した商品だ。血糖コントロールには栄養バランスの良い食事や適度な運動が大切だと分かっていても続かないという人でも、ヨーグルトなら手軽で取り入れやすい。
(*)パッケージ上でヘモグロビンA1cに言及する乳製品として(2025年6月 先行技術調査およびMintel GNPDを活用した明治調べ)。
●機能性表示:本品にはL.plantarum OLL2712株(MI-2乳酸菌)が含まれます。MI-2乳酸菌は、BMIが高めの健康な方の、健常域で高めのHbA1c(血糖コントロールの指標)の低下をサポートすることが報告されています。●食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。●本品は、特定保健用食品とは異なり、機能性及び安全性について国による評価を受けたものではありません。届け出られた科学的根拠等の情報は消費者庁のウェブサイトで確認できます。●本品は、医薬品ではありません。
「カギは独自素材の乳酸菌『MI-2乳酸菌(Lactobacillus plantarum OLL2712株:ラクトバチルス・プランタルムOLL2712株)』です。明治は、HbA1cが5.6%~6.4%かつ空腹時血糖値が100mg/dL以上125mg/dLの健常な成人男女を被験者とする臨床試験を実施。126名を2グループに分けて、一方にはMI-2乳酸菌入りヨーグルトを12週間毎日1個、他方にはMI-2乳酸菌が入っていないヨーグルトを同様に摂取してもらったところ、MI-2乳酸菌入りヨーグルトを食べたグループの方が有意にHbA1cの低下が認められたのです。1日1個のヨーグルトで、こんなにも結果に差が出るのかと、私も論文を読んで驚きました」(麻生氏)
●本製品を用いたヒト試験ではありません。研究レビュー採用論文2報のうち、非摂取期間を含まない試験1報の結果を示しています。【出典】Toshimitsu et al, Nutrients 2020【試験方法】空腹時血糖値が100mg/dL以上126mg/dL未満、かつHbA1cが5.6%以上6.5%未満の健康な男女126名(MI-2乳酸菌群62名、プラセボ群64名)に対して、MI-2乳酸菌を含むヨーグルト(MI-2乳酸菌群)または通常のヨーグルト(プラセボ群)を1日1個12週間摂取させ、HbA1cの値を測定。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 15
健康・医療に関するホット・トピックスをお伝えします。
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 16
記憶、判断などの脳の機能が低下していく「認知症」。15年後の2040年には認知症とその前段階のMCIを合計すると患者数は1200万人近くになると推計される。実は近年、科学的に正しい認知症予防に関するエビデンスが蓄積され、「認知症リスクは45%減らせる」という時代が到来している。認知症予防学の第一人者である日本認知症予防学会前代表理事で鳥取大学医学部教授の浦上克哉氏に、認知症予防に役立つ、認知症発症リスク因子に関する最新研究について詳しく聞いていく。
浦上克哉(うらかみ かつや)氏 日本認知症予防学会 前代表理事、鳥取大学医学部保健学科認知症予防学講座(寄附講座)教授
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 17
健康診断や人間ドックは、病気を早期に見つける大切な機会。だが「なんとなく受けているだけ」で、その価値に気づいていない人も多い。加えて、人間ドックではどのオプション検査を受けたらいいか分からないという人もいる。本特集では、健診や人間ドックをより賢く活用するためのポイントを解説していく。
安田聖栄 (やすだ せいえい)氏 医療法人社団あんしん会 四谷メディカルキューブ 理事長、東海大学医学部 客員教授、医学博士
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 18
健康診断や人間ドックは、病気を早期に見つける大切な機会。だが「なんとなく受けているだけ」で、その価値に気づいていない人も多い。加えて、人間ドックではどのオプション検査を受けたらいいか分からないという人もいる。本特集では、健診や人間ドックをより賢く活用するためのポイントを解説していく。特集の1回目は、健診の重要性や結果の読み解き方を見ていこう。
(写真:PIXTA)
意外と多い「根拠のない健康過信」
「会社からうるさく言われるから毎年受けている」「妻がどうしても受けろと言うから」――。大切だと分かっていながら軽視しがちなもの。その代表的な存在の1つに、健康診断がある。健康診断は「受けるべきだ」と頭の中では分かっていても、実際にはなんだかんだと理屈を付けて避けたがる人が少なくない。では、果たして、健康診断は本当に必要なのだろうか。
「必要だと分かっている人も多いのですが、あまり意味がないと考える人も一定数います。結果がどうであれ、『これまで健康だったから大丈夫』と根拠のない自信を持っている人がいますが、そういう人が一番危ないんです」
そう語るのは、健康診断や人間ドックサービスを提供し、医師も数多く受診する四谷メディカルキューブの理事長、安田聖栄氏だ。
安田氏が知る例でも、70歳になっても健康であることを誇り、「詳しい健診はしなくても私は大丈夫」と公言していた人がいたという。その人は、その数カ月後に脳梗塞を発症して入院。長期療養することになってしまったという。
「これまで健康だったからといって、これからも大丈夫とは限りません。たとえ自覚症状がなくても、加齢とともに体内では確実に変化が進んでいます。かといって、体内の変化は、外から透視することはできません。健診は気づきを与えてくれるのです」と安田氏は強調する。健診は、体内で起きている変化を「可視化」する大切な機会なのだ。
「健診」「検診」「人間ドック」の違いとは?
ひと口で健康診断といっても、その内容によって「健診」「検診」「人間ドック」という呼び方をすることがある。この3つにはどのような違いがあるのだろうか。
安田氏は「実は明確な定義が存在しない」と話すが、あえて言えば、次のように分類することができるという。
- 健診(健康診断) 全般的な健康状態を調べるもの。英語では「ヘルスチェックアップ」
- 検診 がん検診や糖尿病検診など、特定の疾患を調べるもの。英語では「スクリーニング」
- 人間ドック 日本独自の用語で、入院して詳しく調べる検査のこと。船が「ドック入り」して点検することに例えている。
(※安田氏による分類解説を編集部で編集)
これはあくまでも便宜的な区別だ。企業健診や住民健診などの公的な枠組みを「健診」と呼ぶことが多いものの、自費で受ける人間ドックを「総合健診」と呼ぶ場合もある。また、最近の人間ドックは入院しなくても、日帰りで行うケースも多い。このため、言葉の使い分けは別として、「何を調べるものなのか」を理解することが大切だ。
広い意味での健康診断は、費用補助があるかないかで大別できる。職場健診、住民健診、医療保険組合の健診の3つには、会社や自治体などからの費用補助がある。その点が、病院の健診や人間ドックと違う点だ。
では、健診では何を検査するのか、検査結果をどのように理解したらいいのか。詳しく見ていこう。
費用補助がある健診
- 職場健診 労働安全衛生法という法律に基づいて、事業主が実施主体となって行う健診。企業には定期的な健診が義務づけられており、労働者にも受診義務がある。
- 住民健診 健康増進法に基づいて、自治体(市区町村)が実施主体となって行う健診。努力義務となっており、自治体から住民へ通知が届く。費用補助の金額は自治体によって異なる。
- 医療保険組合の健診 健康保険組合が実施主体となり、保険加入者やその家族を対象に行っている健診で、労働安全衛生法と高齢者の医療の確保に関する法律(高齢者医療確保法)に基づいている。企業の職場健診に加えて、40~74歳を対象にした特定健診(いわゆるメタボ健診)がある。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 19
健康診断や人間ドックは、病気を早期に見つける大切な機会。だが「なんとなく受けているだけ」で、その価値に気づいていない人も多い。加えて、人間ドックではどのオプション検査を受けたらいいか分からないという人もいる。本特集では、健診や人間ドックをより賢く活用するためのポイントを解説していく。
安田聖栄 (やすだ せいえい)氏 医療法人社団あんしん会 四谷メディカルキューブ 理事長、東海大学医学部 客員教授、医学博士
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 20
健診や人間ドックは、病気を早期に見つける大切な機会。だが「なんとなく受けているだけ」で、その価値に気づいていない人も多い。人間ドックでは、検査項目を「選ぶ力」が健康寿命を延ばすことにつながる。そこで特集の2回目は、人間ドックの賢い利用法を見ていく。
(写真:PIXTA)
「人間ドック」という言葉は日本特有のものだ。船が定期的にドックに入り、時間をかけて綿密に修理や点検を行うことに例えている。第1回で紹介した一般的な健診(職場健診、住民健診、医療保険組合の健診)が、“病気の義務教育”だとすると、人間ドックは“高等教育”と呼べるだろう。人間ドックは基本の検査項目が健診より多く、さらに任意に選択できるオプション検査では、より多様で詳細な検査が可能になっている。
健診は生活習慣病の早期リスクを見つけるために大切だ。対策型がん検診(対象は大腸がん、肺がん、胃がん、乳がん、子宮頸がん)のように、各市区町村で対象として特定された年齢の住民が、無料か少額の自己負担で受けられる検診もある(がん検診については第3回で詳しく紹介する)。
健診や対策型がん検診は手軽に受けられる利点がある一方、自分が不安視する病気のリスクを、自分の意思とタイミングで受けられない欠点もある。その点、人間ドックは、自分が必要だと思った検査を、自分のタイミングで好きに選んで受けることができる。
健診では見つからなかった、がんなどの重篤な病気を早期発見できることもメリットとしては大きい。例えば肺がんの場合、健診で行う胸部X線検査では、小さな腫瘍や異常を見落とすことがある。だが肺CT検査を受ければ、そうした見落としのリスクを避けられる。
- 健診(健康診断) 全般的な健康状態を調べるもの。英語では「ヘルスチェックアップ」
- 検診 がん検診や糖尿病検診など、特定の疾患を調べるもの。英語では「スクリーニング」
- 人間ドック 日本独自の用語。入院して詳しく調べる検査を、船が「ドック入り」して点検することに例えて呼ばれたが、日帰りもある。
(※四谷メディカルキューブの理事長・安田聖栄氏による分類解説を編集部で編集)
悩ましいのは、数ある検査内容の理解と選択
人間ドックは、病気を予防するために任意で2日ないし1日で受けることが多い。検査項目は、「基本コース」や「スタンダードコース」などと呼ばれる「基本検査」に、必要に応じて選べる「オプション検査」がある。基本検査やオプション検査のメニューは、医療施設によってさまざま。多くの施設がオプション検査として扱う検査を、基本検査に加えているところもあるため、選ぶコースや選ぶオプション検査により、総費用も数万円から数十万円と異なる。このため、費用については、検査する医療施設のホームページで確認してほしい。
人間ドックは、公的医療保険(健康保険)の適用対象外となり、基本的に費用は全額自己負担だが、会社が福利厚生の1つとして費用補助をしているケースもある。そういった費用補助があるなら、ぜひ活用したいところだ。
そんな人間ドックだが、悩ましいのが数ある検査内容の理解と選択だ。「この検査は自分に必要か。いや、念のため、調べておいたほうがいいかもしれない。でも、気になる検査を加えて行ったらどんどん料金が高くなる…」――。このように複雑に感じる人も少なくない。だからこそ、人間ドックは賢い選択を踏まえた利用が必要になる。
人間ドックの施設として、医師も数多く受診する四谷メディカルキューブの理事長、安田聖栄氏は、「人間ドックで重要なのは基本検査の内容をよく理解すること。どんなオプション検査を受けるかもしっかり検討しましょう」と話す。そこで本特集の第2回は、人間ドックの検査内容や受診する際の押さえておきたいポイントを解説していく。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 21
日本人が一生のうちに「がん」と診断される確率は、男女ともに2人の1人の割合に達する。がんは何より早期発見、早期治療が重要だ。そして、そのために必要になってくるのは、「がんの疑いがあるかどうか」を調べるがん検診である。そこで本特集の3回目はがん検診について詳しく見ていく。
(写真:PIXTA)
かつては不治の病と恐れられた、がん。今では、医療技術の目覚ましい進歩によって完治・寛解の可能性が高まり、がんサバイバーとして社会復帰する人も増えてきた。そこで大切なのは早期発見である。検診によって早期の状態でがんが発見できれば、それだけ体に負担のない治療が可能になる。
自治体から、「がん検診のお知らせ」という郵送物を受け取ることがあるだろう。きちんと中身を見ているだろうか。国の指針のもと、胃がん、肺がん、大腸がん、女性には子宮頸(けい)がんと乳がんの検診も、年齢に応じて届くようになっている。
しかし、今でも、がん検診を避けたがる人は少なくない。「忙しくて時間がない」「面倒だ」「がんと診断されるのが怖い」などが主な理由だ。
果たして、がん検診はどこまで有効なのか。受診すべきなのか。
人間ドックの施設として、医師も数多く受診する四谷メディカルキューブ理事長の安田聖栄氏は、がん検診を受けるべき理由として以下の3つを挙げる。
- 日本人が一生のうちでがんと診断される確率は、男女とも2人に1人の割合に達する(*1)
- がんは死因の第1位となっており、男性は4人に1人、女性は6人に1人ががんで死亡する(*2)
- 治療の技術も日進月歩で、がんはもはや不治の病ではなくなった
①と②は、がんは多くの人にとって「ひとごとではない」ということだ。その上で、③について、安田氏は次のように説明する。
「現在は治療技術が進み、がん検診の重要性が高くなっています。もし治療が困難ならば、いくら検査をしても意味がありません。しかし、今は内視鏡治療の進化に加え、ロボット手術の導入、がん治療の新薬の登場などで、より体に負担が少なく、効果的な治療法が開発されています。その恩恵を十分得られるのも、早期に発見できればこそ、です」
これは逆に言えば、いくら治療技術が進歩しても発見が遅れれば、肉体的にも経済的にも負担のかかる治療が必要になってくるということ。早期発見によって負担の少ない治療で済めば、その後の人生も元気に生きられる可能性が高まる。
*1 国立がん研究センターがん情報サービス 最新がん統計より(2021年のデータ) *2 厚生労働省「令和5年(2023年)人口動態統計」より
ひと口にがん検診といっても、さまざまな種類がある。どのような検診を受ければよいのだろうか。
「年齢や生活習慣、家族歴などを考慮に入れて、検診効果の高い検査を、適切な頻度で受けることが大切です。国が推奨しているがん検診は、大腸、肺、胃、乳、子宮頸(けい)がんの5つ。少なくともこの5つには検査の有効性に科学的根拠があり、早期発見の効果が証明されています」と安田氏は語る。
「検査の有効性」というのは、検査することによって命が助かる可能性が高まるかどうかを指している。
「科学的に有効であると示されたがん検診ですが、残念ながら日本の受診率は依然として低い水準にあります。大腸がん、乳がん、子宮頸がんに限ってみても、欧米では6〜7割の人が受診しているのですが、日本では4割程度にとどまっています」と安田氏は話す。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 22
「認知症を予防したい」「認知機能が落ちてきたように思うので何とか改善したい」――。そんなとき何をすればいいのだろうか。今回紹介するのが「とっとり方式認知症予防プログラム」。日本認知症予防学会の初代理事長で、鳥取大学医学部教授の浦上克哉氏が開発したプログラムで、軽度認知障害(MCI)の人たちを対象に実施して、認知機能と身体機能が高まることを実証している。もちろんMCIになっていない人も、認知症予防としてぜひ実践してほしい。「認知症予防対策に手をつけるのは、早ければ早いほどいい」と話す浦上氏に、“脳のお掃除力”を高める具体的なプログラム内容を聞く。
人は突然認知症にはならない、MCIの段階の発見が大事
認知症は誰もがかかる可能性のある病気で、年を重ねるほどリスクが増えていく。しかし、「年を重ねると認知症になることは避けられないのか」と悲観する必要はない。第1回では、認知症予防の研究が世界で進行していて、現在では「認知症の45%は予防可能である」という最新知見を紹介した。
認知症に至る脳の変化は、発症の20~30年ほど前、つまり中年期から徐々に始まっている。この中年期から対策に着手することが認知症予防の第一歩となる。認知症予防の第一人者で鳥取大学医学部教授の浦上克哉氏は、「健康な中年期からしっかりと予防対策を継続することが重要です」と強調する。
浦上氏が監修した『1日10分から始めよう! 認知症予防学の第一人者が教える 脳のおそうじ体操』(中央公論新社)
高齢になるにつれ、認知症のリスクは高まっていくが、認知症になる段階について理解しておきたいポイントが2つある。1つは「健常な人が突然、認知症になってしまうわけではない」ということ。認知症と診断される前段階として、軽度の認知障害が認められる「MCI(軽度認知障害)」と呼ばれるフェーズがあり、その後、症状が悪化し、認知症へと進行していく。浦上氏は、認知症の1歩手前のMCIの状態で早期発見し、いち早く対策を行うことが極めて重要だと指摘する。なお、最新の調査では、2025年段階で高齢者の15.4%がMCIと推定されている(*1)。
もう1つのポイントは、「MCIの人が必ず認知症になるわけではない」ということだ。MCIとは、認知症でもなく、健常な状態でもない、ちょうど間にある、脳に何らかの病的な変化が生じている状態のことを言う(図1)。「医療機関でMCIと診断された人が認知症に移行するのは1年でおよそ5~15%です。その他の人は、MCIのレベルにとどまる人、そして正常レベルに回復する人もおよそ16~41%いることが分かっています。このため、MCIは認知症の“最終防衛ライン”といえます」(浦上氏)
図1 MCIでの早めの対策が認知症予防のカギを握る
MCIでの認知症予防が重要(国立研究開発法人国立長寿医療研究センター「あたまとからだを元気にするMCIハンドブック」より)
図2 軽度認知障害(MCI)なら元の状態に戻れる可能性がある
浦上氏が作成した図を基に作成。図中のデータは日本神経学会監修『認知症疾患診療ガイドライン2017』 CQ4B-2より
*1 「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」(令和5年度老人保健事業推進費等補助金、厚生労働省より) PDFを開く
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 23
記憶、判断などの脳の機能が低下していく「認知症」。15年後の2040年には認知症とその前段階のMCIを合計すると患者数は1200万人近くになると推計される。実は近年、科学的に正しい認知症予防に関するエビデンスが蓄積され、「認知症リスクは45%減らせる」という時代が到来している。認知症予防学の第一人者である日本認知症予防学会前代表理事で鳥取大学医学部教授の浦上克哉氏に、認知症予防に役立つ、認知症発症リスク因子に関する最新研究について詳しく聞いていく。
浦上克哉(うらかみ かつや)氏 日本認知症予防学会 前代表理事、鳥取大学医学部保健学科認知症予防学講座(寄附講座)教授
有料会員になると、鍵つき記事が全て読める&医療専門家に電話相談や名医紹介も!
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 24
20~30年もの時間かけて進行する認知症。予防のためには、中年期からの対策スタートが大切だ。脳の神経細胞は血管の状態を反映するため、生活習慣病改善のために食生活から意識を変えていきたい。認知症の予防対策を考える本特集の最終回では、認知症予防の第一人者で、これまで延べ13万人以上の認知症患者を診てきた鳥取大学医学部教授の浦上克哉氏に、認知症を防ぐ食事や生活習慣のポイント、さらに現在の認知症治療の現状などについて聞いていこう。
認知症の背景に生活習慣病がある
本特集では、認知症対策として世界的に注目が集まっている認知症の「修正可能な14のリスク因子」(第1回)、認知症予防で効果が確認された「とっとり方式認知症予防プログラム」(第2回)についてお伝えしてきた。
第1回で紹介したように、2024年に医学雑誌『Lancet』で発表された認知症の「修正可能な14のリスク因子」の発症リスクを合計すると45%になる。半分近いリスクが修正可能、つまり我々の行動により予防できるというのは、多くの人に朗報だ。この数字は今後さらに増える可能性がある。また新薬の開発により、認知症の進行スピードを遅くすることも現実味を帯びてきた。
修正可能な認知症の14のリスク因子
Lancetの専門家委員会が発表した「修正可能なリスク因子」。それぞれの%は、修正することによって認知症発症を予防できる割合を示す。認知症の発症リスク因子は若年期、中年期、高齢期で異なり、2024年の最新の報告では、ライフステージごとにすべてのリスク因子に対応すると、45%の予防効果が得られるとされた。赤字の要因は生活習慣病関連。運動不足、喫煙、過度の飲酒も生活習慣病のリスクを高める要因だ(データ:Lancet. 2024 Aug 10;404(10452):572-628.)
これらの要因の中でぜひ注目してほしいのは、認知症を発症する数十年前の「中年期」のリスク要因。18~65歳の中年期の認知症リスク因子として新たに加わった高LDLコレステロール、それに糖尿病、高血圧、肥満といった「生活習慣病」に関する項目が多くあり、これらを足すと12%になる。さらに、中年期のリスク因子に入っている運動不足、喫煙、過度の飲酒も生活習慣病のリスクを高める要因だ。
第2回で、「脳のニューロン(神経細胞)を元気にするために極力回避しなければいけないこと」として、「使わない」「損傷する」「ゴミがたまる」の3つがあることをお伝えした。「損傷する」というと、転倒して頭を強く打つなどの物理的外傷によるダメージを想像するかもしれない。実際、物理的外傷も神経細胞の損傷原因になるが、圧倒的に大きい要因は生活習慣病によるダメージなのだと、鳥取大学医学部 認知症予防学講座(寄附講座)教授の浦上克哉氏は指摘する。
「生活習慣病によって動脈硬化が進み、脳の血流が悪くなり、神経細胞の代謝に悪影響が及ぶことが認知症の発症に影響を与えていきます。生活習慣病にかからないように予防する、かかってもきちんと治療をすることが脳の神経細胞を守ることになります」(浦上氏)
(写真はイメージ:PIXTA)
生活習慣病の予防には、前回紹介した運動とともに、食事面での対策が欠かせない。最終回となる今回は、生活習慣病と認知症の関わり、食事面での対策、さらに認知症治療の現状などについて知っておくべきことを浦上氏に聞いていこう。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 25
記憶、判断などの脳の機能が低下していく「認知症」。15年後の2040年には認知症とその前段階のMCIを合計すると患者数は1200万人近くになると推計される。実は近年、科学的に正しい認知症予防に関するエビデンスが蓄積され、「認知症リスクは45%減らせる」時代が到来している。本特集第1回では、認知症予防学の第一人者である日本認知症予防学会前代表理事で鳥取大学医学部教授の浦上克哉氏に、認知症予防に役立つ、認知症発症リスク因子に関する最新研究について詳しく聞いていく。
超高齢社会が進む中、認知症患者数は増加の一途をたどっている。国内推計では、2025年の65歳以上の高齢者における認知症有病率は12.9%、認知症の前段階のMCI(軽度認知障害)は15.4%となっている。認知症とMCIの有病者数を合わせると2022年時点で約1000万人。2040年には1200万人近くに増えることが予想されている(図1)。
図1 2040年に認知症患者とMCI患者の合計は1200万人に
2022年に認知症の地域悉皆(しっかい)調査(調査率80%以上)を実施した4地域(福岡県久山町、石川県中島町、愛媛県中山町、島根県海士町)の推計。年齢が高くなるほど認知症とMCIは増えていく。2025年の高齢者における認知症有病率の推計は12.9%、MCIは15.4%だった。有病率が今後も一定であると仮定した場合、2040年の認知症有病率は14.9%、MCIは15.6%とさらに増加。認知症有病者は584.2万人、MCIは612.8万人と推計される(データ:「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」(令和5年度老人保健事業推進費等補助金)、厚生労働省より)
世界においても認知症有病者の増加は課題となっている。WHO(世界保健機関)の2025年の報告によると、2021年時点での世界の認知症有病者数は約5700万人で、毎年約1000万人が新たに認知症を発症している。
医療、予防においても新たな知見が相次いでいる認知症
認知症になると、数分前のことを忘れる、同じことを何度も聞くといった記憶障害に加え、着替える、お金を扱う、目的の場所に行くといった日常生活や社会生活を行うことが難しくなる。身内や知り合いの中に認知症の人がいる、という読者もいるかもしれない。また、自分自身もこの先、発症する可能性がある――そう思うと、不安になるだろう。
(写真はイメージ:PIXTA)
高齢化が進む中、認知症は誰もがかかる可能性がある病気といえる。しかし、できることなら認知症を予防し、発症を遅らせて、発症する前に天寿を全うしたい――というのは多くの人が願うことではないだろうか。
以前は予防ということすら夢物語だった認知症だが、近年では医療の進歩により予防が現実的なものになってきた。認知症になる前に天寿を全うすることも、中年期以降の生活習慣の改善などにより可能になりつつある。
認知症の専門医としてこれまで延べ13万人以上の認知症患者を診てきた、日本認知症予防学会の創設者で鳥取大学医学部 認知症予防学講座(寄附講座)教授の浦上克哉氏は、ここ数年で認知症予防の研究が進んでおり、悲観することはないと話す。「医学雑誌『Lancet』の最新報告では、認知症を引き起こす複数の要因が特定され、これらをしっかり管理することで最大45%の予防効果を得られることが明らかになっています」(浦上氏)
認知症の薬物治療にブレイクスルーが起こっているのも大きな追い風だ。レカネマブ、ドナネマブといった新薬(抗アミロイドβ抗体薬)が登場していることをご存じの方も多いだろう。以前は、症状を抑える薬しかなかったが、新薬ではアルツハイマー病の症状の進行のスピードを抑える効果が確認されている。「アルツハイマー病の原因に直接働きかける新薬が登場したことは画期的です。現在は症状悪化のスピードを3割程度抑制することが確認されています。その効果は限定的であるという指摘もありますが、まだ登場したばかりであり、今後さらに効果的な薬の登場が期待されます」(浦上氏)
認知症は、軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)という前段階を経て進行していく。詳しくは後述するが、このMCIの状態から健常な状態に回復することも可能なことが分かっている。「MCIにいち早く気づき、適切な対策に着手することが大切です」(浦上氏)
認知症の発症を遅らせると期待される要因が次々と明らかになってきた
- 最新研究から、認知症のリスク要因が明らかになり、最大45%の予防効果
- 認知症の前段階・軽度認知障害(MCI)で気づけば、健常な状態に戻れる可能性がある
- 新薬(抗アミロイドβ抗体薬)の登場でアルツハイマー型認知症の進行を遅らせることができるようになった。今後、更なる進化も期待できる
認知症対策は、早くスタートするほど成功率を高めることができる。私たちは、今から認知症のリスクとなるターゲット因子を正しく知り、ライフスタイル全体で予防対策を実践することで、10年、20年先の認知症予防を実現できるかもしれない。認知症予防について考える本特集の第1回では、世界で注目される最新事情を浦上氏に聞き、知識をアップデートしていこう。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定
Page 26
企業が従業員の健康づくりを経営戦略の1つとして積極的に後押しする「健康経営」。本連載では、その取り組みを推進する上での悩みや疑問を解決に導くヒントを探っていく。今回は、人材採用や教育研修、経営支援など、人と組織の変革コンサルティングを行うLegaseed(レガシード)の施策について、CEOの近藤悦康氏と、コンサルティング事業部の湯田恭佳氏に話を聞いた。バイタルデータを計測できる指輪型ウェアラブルデバイス(スマートリング)を福利厚生制度に導入して以来、従業員の働き方や睡眠に対する考え方に変化が見られているという。
健康意識を高める勉強会からスタート
編集部:Legaseedでは、従業員が主導する「健康委員会」が中心となって健康経営を推進しているそうですね。
Legaseed代表取締役CEO 近藤悦康氏(以下、敬称略):国や自治体などで中小企業の健康経営を推進する機運が高まる中で、自社でも2022年10月にバックオフィス部門が中心となって「健康委員会」を発足しました。従業員の心身の健康を促進し、ウェルビーイングを実現するための活動を本格的に始動しました。
当社は、従業員の平均年齢が28歳と若いんです。そのためか、自身の健康課題を意識する人は少なく、長時間労働や休日出勤が多くなっていた時期もありました。従業員の心身の状態などを把握する組織診断ツール「ラフールサーベイ」を導入しているのですが、当初、週に1回30分以上の運動をしている人は38%、6時間以上の睡眠をとっている人は51%という状況でした。食事に関しても、朝食や昼食を抜いたり、コンビニの弁当や総菜で済ませたりしている人が多い様子でした。
そこでまずは、月に1度のペースで健康意識を高める勉強会を始めました。「最強の食 栄養編」「ストレスの波を乗りこなす 最強メンタル術」「睡眠革新セミナー」など、健康に関するさまざまなテーマを設定し、ワークや参加者との意見交換なども交えて学びます。私自身が、アルコールの悪影響について説いたこともあります。
編集部:近藤さんは飲酒はされないのですか?
近藤:飲酒は2年半ほど前にやめました。それまでは、私が社内で最も飲んでいたと思います。これまでの人生で悔やまれることを1つだけ挙げるとしたら、20代のうちに飲酒の悪影響を理解できていなかったことですね。20代の頃よりも、お酒をやめた40代の今のほうが、心身のコンディションが良いです。
Legaseedのオフィスには、交流の場として使えるバーカウンターがある。以前は就業時間後にお酒が飲めるよう、棚に名だたる銘酒を並べていたのだとか。今ではお酒はすべて撤去。(写真:田村充)
お酒は個人の嗜好性もあるので飲まないことを強制はできませんが、積極的に飲む人は減ってきています。例えば社内イベントでケータリングを利用するとき、「お酒は不要、その分、健康的でおいしい食事に費用をかけたい」という声が多く聞かれるようになりました。
飲酒よりも健康への害が大きい喫煙については極力減らしていきます。2027年度新卒入社からは、喫煙者は採用しない方針です。健康委員会が発足する以前の喫煙者の割合は17%でしたが、現在は12%になりました。2030年までには、喫煙者ゼロを目指せるといいですね。
編集部:飲酒や喫煙について、従業員の皆さんの意識が変化しているのですね。食についてはどうでしょうか。
近藤:食に関しては、社内で手軽に栄養補給ができる「Charge Spot(チャージスポット)」を設置しました。今は栄養バランスの優れたバナナを用意しています。今後は、プロテインなど選択肢を増やしたいと思っています。
栄養価の高い健康食を提供するチャージスポット。顧客企業が取り扱っている高品質バナナを購入している。(写真:田村充)
現在のオフィスはビルの規約で調理ができないため、チャージスポットの設置にとどまっていますが、食生活を充実させる施策は今後も検討していきたいです。新たなオフィスに移転する機会には、朝食や昼食の提供を検討したいと思っています。
-
- シニアこそ「たんぱく質」で筋肉づくり 健康長寿をかなえる摂取術
-
シニア世代が特に意識したい栄養素が「たんぱく質」。近年、健康的に長生きするにはたんぱく質が重要だという認識が広がりつつあります。しかし、実際に何を、どのくらいとればいいのかについては、まだ十分に知られていません。一体、どのように摂取するとよいのでしょうか。過去の人気記事を基に、たんぱく質のとり方を見ていきましょう。
-
- 体のサビ防ぎ、老化を遠ざける! 「抗酸化生活」の極意
-
老化を進めるさまざまな要因が明らかになっている中で、大きく注目されているのが「酸化」だ。酸化によって細胞が傷つき、細胞や組織の機能を低下させ、老化を進行させてしまう。できるだけ老化を遅らせ、健康に過ごすためには、活性酸素を除去する力「抗酸化能」を高めることが肝要だ。
-
- 血管の若さが寿命を決める 100年元気に過ごす血管若返り術
-
人生100年時代をすこやかに過ごすためには、若々しくしなやかな「血管」を長く保つことが不可欠です。血管の老化予防に役立つ最新の知見を紹介しましょう。
「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...
- 1オリジナルの鍵つき記事がすべて読める!
- 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
- 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定