運用開始して25年間で初めて! 国際宇宙ステーションのドッキングポート、すべて埋まる
Image: NASA
地球軌道上がだんだんと混雑してきているのは、民間宇宙事業でバンバン打ち上がる人工衛星のニュースで明らかです。その地球軌道上を飛ぶ国際宇宙ステーション、ISS。実は、ISSもパンパンなんです。
ドックが埋まる
ISSの運用が始まって25年、8つあるドックが初めてすべて埋まりました。ドックには、SpaceXの宇宙船ドラゴンが2機、米航空宇宙企業ノースロップ・グラマンのCygnus XLカプセル、JAXAの補給機HTV-X1、ロシア連邦宇宙局のソユーズロケットが2機、補給船のプログレスが2機停泊中。
ISSには、11月27日、新たに宇宙飛行士3名(NASAのChris Williams氏、ロスコスモスのSergey Kud-Sverchkov氏とSergei Mikaev氏)が到着したばかり。これに先立ち、ロボアームによってCygnusのカプセルは一時的にロボアームで端に移動され、到着後再びドッキングされていました。
ただし、ドック満員状態は長くは続かない予定。
Cygnus(ISSで出たゴミや不要カーゴを搭載)は、2026年3月まで停泊予定。その後地球の大気圏突入時にカプセルのゴミは燃焼される予定。
ロシアのソユーズ1機は、今日(12/8)、3名の宇宙飛行士(NASAのJonny Kim氏、ロスコスモスのSergey Ryzhikov氏とAlexey Zubritsky氏)を乗せて離脱予定。
短い間でしたが、満員大入りとなったISSドックでした。
Source: NASA