米貿易赤字、2月は6.1%縮小 前倒し購入で輸入は高止まり
[ワシントン 3日 ロイター] - 米商務省が3日発表した2月の貿易赤字は、前月比6.1%縮小し1227億ドルになった。ロイターがまとめた市場予想は1235億ドルだった。1月の赤字は1307億ドル(改定値)と過去最大だった。
ただ、関税による価格上昇を回避するため企業が前倒し購入を進めていたことから輸入水準は高止まりしており、25年第1・四半期(1─3月期)の米経済成長の足かせとなる見通しだ。
2月の輸入額は4011億ドルで横ばいだった。前月は関税発動前に企業が前倒しで商品輸入に動いたため急増していた。
財(モノ)の輸入額は0.2%減の3289億ドルとなった。工業用資材の42億ドルの減少が寄与した。
消費財の輸入は携帯電話やその他家庭用品、医薬品の増加により24億ドル増加し、過去最高を記録した。資本財の輸入も10億ドル増加し、過去最高となった。コンピューターや医療機器の増加が寄与した。一方、民間航空機の輸入は減少した。
サービス輸入は5億ドル増加し、過去最高の722億ドルとなった。旅行サービスや知的財産使用料が増加した。
輸出は2.9%増加し、過去最高の2785億ドルとなった。モノ輸出は4.8%急増し、1819億ドルとなった。工業用品および材料の輸出は30億ドル増加。非貨幣用金が増加の要因となった。燃料油の輸出は減少した。
資本財の輸出は27億ドル増加し、過去最高を記録した。コンピューター関連製品と民間航空機がけん引した。自動車、部品、エンジンの輸出は16億ドル増加したが、その他の製品の輸出は13億ドル減少した。
サービス輸出は4億ドル減少して965億ドルとなった。運輸、旅行、政府製品およびサービスの輸出が減少する一方、金融サービス輸出は増加した。
インフレ調整後の財貿易赤字は4.8%減少し1354億ドルとなった。
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