NY市場サマリー(3日)ダウ1679ドル安、ドル対円で6カ月ぶり安値・利回り大幅低下

<為替> トランプ米大統領が発表した広範な関税措置の影響を見極める動きが続く中、ドルが主要通貨に対して下落し、ユーロのほか、安全資産と見なされる円とスイスフランに対し6カ月ぶりの安値を更新した。

終盤の取引で円は対ドルで1.95%高の146.445円。6カ月ぶりの円高・ドル安水準となった。

トランプ氏が発表した関税措置が消化される中、連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、市場は労働省が4日に発表する3月の雇用統計に注目。パウエルFRB議長が4日に行う講演も注目されている。

終盤の取引でユーロ/ドルは1.74%高の1.1037ドル。6カ月ぶり高値を付けたほか、1日の上昇率としては2022年11月以来の大きさとなった。

NY外為市場:

<債券> 利回りが大幅に低下した。トランプ大統領が発表した関税措置を受け、景気後退(リセッション)への懸念が高まり、安全資産とされる国債への買いが膨らんだ。

トランプ米大統領は2日、貿易相手国に対し相互関税を課すと発表した。これを受け、株価は急落し、債券利回りは大幅に低下した。 もっと見る

指標となる10年国債利回りは、14.6ベーシスポイント(bp)低下の4.049%となった。一時、昨年11月25日以来の低水準となる4.004%まで低下する場面もあった。

2年債利回りは、18.7bp低下の3.717%。一時、6カ月ぶりの低水準となる3.69%まで低下した。

米金融・債券市場:

<株式> 急落。トランプ米大統領が2日発表した広範な関税措置を受け、全面的な貿易戦争や世界的な景気後退を巡る懸念が強まった。

S&P500は2020年6月以来の大幅な下落率となり、構成銘柄の時価総額2兆4000億ドルが吹き飛んだ。

ダウの下落率も20年6月以来最大。ナスダックは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で世界的に市場が混乱した20年3月以来の大幅な下げとなった。

ここ数年にわたって主要指数を最高値に押し上げてきた大型ハイテク株が大きく下げた。

米国株式市場:

<金先物> トランプ米大統領による相互関税導入を巡る懸念から投資家心理が悪化する中、利益確定の売りが膨らみ、反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比44.50ドル(1.41%)安の1オンス=3121.70ドル。同限月は前日、中心限月の清算値ベースで史上最高値を更新。米高関税政策の詳細が発表されると、時間外取引では一時3200ドル台を付けた。

NY貴金属:

<米原油先物> 新たな米高関税政策の発表に主要産油国の増産決定と売り材料が重なり、急反落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は、前日比4.76ドル(6.64%)安の1バレル=66.95ドル。6月物は4.76ドル安の66.47ドルだった。

NYMEXエネルギー:

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: