増えている「スマートグラス禁止区域」。でも締め出すのが難しい理由(ギズモード・ジャパン)
2025年は数多くのスマートグラスがリリースされ、一気に市場に盛り上がりをみせました。 【全画像をみる】増えている「スマートグラス禁止区域」。でも締め出すのが難しい理由 今年もその傾向は続いており、モデル数はさらに増えそう。カメラありなし、ディスプレイありなしなど、モデルによって特化するハード・機能が違うのも、ガジェットとして今面白いフェーズにあります。 が、同時に声が大きくなってきているのが、プライバシー問題。 かつてGoogleがGoogle Glassと呼ばれたスマートグラスを開発したときも、何より先に周りの人のプライバシーの配慮が論じられました。カメラ自体がコンパクトになり、スマホにも搭載され、日常のあちこちに撮影が存在するのはもはや当たり前の時代ですが、それがメガネにくっつき、いつ撮影しているのかが非常にわかりにくいのが人々の不安を煽る理由です。 スマートグラスの普及につれ、あちこちなシーンでスマートグラスを禁止する動きが見られています。
たとえば、クルーズ旅のロイヤルカリビアン。搭乗ルールにスマートグラスに関する記載が追加されており、カジノやスパ、トイレ、ロッカールームなど、船内様々なエリアでのスマートグラス着用が禁止されています。 アメリカでは、大学進学適性試験SATを運営するカレッジボードが、スマートグラスの使用を禁止しました。また、先日は出廷したMetaのチームが自社スマートグラスをかけており、入廷前に外すよう指示されたこともニュースになりました。 特定シーンでのスマートグラス禁止は、誰が見ても当然であり、理解できるものです。が、問題は理解はできるけど、どうやって禁止すんの?ということ。
米ギズモードのJames Pero記者は、スマートグラスの愛用者。レビューだけでなく、プライベートでMeta Ray-Banのスマートグラスを使用しています。サイクリングが趣味だそうで、自転車走行中は重宝するとのこと。 そのPero記者いわく、「かけていて気づかれたことがない」といいます。装着していても「それ、スマートグラス?」と言われたことなんてない、と。もしこっそり撮影しても、気づくのは難しいのでは?とすら思うそうです。 Metaのスマートグラスは、撮影していることが周囲にわかるよう、撮影中はフレームに搭載されたLEDライトが光る仕様になっています。が、これって、撮影中はフレームのはじのライトが光る!と知っている人向けの目印にすぎません。どこが光るのか、撮影中の目印があるのか、それを知らない人にとってはほぼ意味のないサインなのです。
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そもそも、普通のメガネかスマートグラスかを見分けること自体が、昨今とても難しくなってきています。 カメラやスピーカーの小型化により、スマートグラスは普通のメガネと見た目がそう違いません。カメラもチップもバッテリーもないのに、ファッション要素が強いメガネのほうが、むしろゴツいこともあるくらい。 外見では判断しづらいことから、Bluetoothのシグナルをキャッチしてスマートグラスを見分けるというアプリもでてきたくらいです。 スマートグラスだけど撮影はしていませんよ? 度入りのスマートグラスなので外せませんけど? カメラ非搭載のモデルですが? …使っていない人からはわからないことが多すぎるんです。 スマートグラス禁止は性善説前提の禁止。ユーザーのモラルあっての禁止にすぎないのです。
そうこ