「絶対に嫌です(笑)」斉藤ジュン、双子・レイとは性格が真逆!?リアルな関係明かす

10月5日(日)に放送した「SUMO KING」(※10月13日(月・祝)昼12時から再放送)を「ネットもテレ東」「TVer」で期間限定無料配信中!

【動画】斉藤ジュン選手が激闘!「SUMO KING」

「テレ東プラス」は、番組に登場した全日本プロレス・斉藤ジュン選手のインタビューを前後編でお届け。後編では、双子の弟・レイ選手について、プライベートについても話を聞く!

※前編はこちら

――前編では、プロレスラーになるまでの紆余曲折について、お話を伺いました。ジュン選手、レイ選手は、共に2020年12月、全日本プロレスの入門テストに合格します。「本当はもっと早くテストを受けたかったんですけど、当時はコロナ禍でなかなかタイミングが合いませんでした。“合格するための期間が延びたと思えばいい”とポジティブに捉えて、1年間はいろいろな住み込みの仕事をしながら、毎日トレーニングに明け暮れていました」

――住み込みのお仕事をしながら、全国を回っていたと。

「北海道から沖縄まで、いろいろ回りました。旅館やホテルをはじめ、沖縄ではサトウキビなどの収穫や運搬。沖縄の伊江島にも半年いました。他にも、愛媛ではみかんの収穫や運搬など…実は住み込みの仕事は、自分で時間を調整できるので、トレーニングをするのに適しているんですよ。仕事に行く前、仕事が終わった後は、毎日トレーニングをしていました。同じ頃、レイは山小屋で働いていたので、自分も一緒に山小屋で働いたこともありました」

――斉藤ブラザーズ、山小屋がとても似合いそうですね。

「(笑)。そんな日々を送り、2020年12月、33歳で全日本プロレスの公開入門テストを受けました。いろいろな団体を検討しましたが、ジャイアント馬場さんを見て育ちましたし、プロレスといえば“大きい選手が活躍する全日本プロレス”というイメージが強かったので、最初に全日本プロレスに連絡してみようと。履歴書を送り、‟テストを受けに来ませんか”と返信があった時は、それはもううれしかったです! トレーニングを続けてきて自信だけはあったので、“絶対に合格できる! いける!”と思いました。その後は無事に合格し、練習生の期間を経て、2021年6月にデビューしました」

――さまざまな経験を経て、お2人がプロレスラーとして活躍しているのは、本当に奇跡なんですね。

「高校時代の部活でレスリングやアメフトを経験したこと、相撲はもちろん、住み込みでいろいろな経験をしたことも、すべてはプロレスラーになる道につながっていて、今に至っているんだなと思います」――高い人気を得ているジュン選手。プロレスラーとして、ご自身の武器はどこにあると思いますか?「トレーニングを含めて、今までの経験が“強さ”につながっているのかもしれません。普通はみんな、高校卒業後や20歳前後ぐらいで入門しますよね。俺たちは34歳を間近にして入門テストを受け、全日本プロレスの練習生になったので。プロレスは、ただ練習すればいいというわけではなく、ちょっとした間の取り方や見せ方とか、練習だけでは得られないものがたくさんあります。

全日本プロレスに入った当初は、TAJIRIさん(現・九州プロレス)に、プロレスラーとしての考え方やメンタルについていろいろと教えていただきました」

――最高のタッグパートナーである双子の弟・レイさんは、ジュンさんから見てどのような存在ですか。「カッコよく言うとしたら、やはり‟良きライバル”かな? 互いに切磋琢磨して、もちろん協力してやっていますし、時には戦うこともある。永遠のライバルです。“レイには負けたくない”という気持ちがある一方で、兄としては、どこかで“自分より何かしら良くしてあげたい”という気持ちもあります」

――何度か兄弟対決もありました。弟と正面からぶつかり合う時は、どのような心境になるのでしょう。

「今まで自分たちが得てきたものをリング上でぶつけ合うことができるので、それが楽しくて仕方がないです。兄弟で戦う時、苦しい気持ちは全くなく、兄弟で対決することは、その間にそれぞれが成長してつかんだことを体で確かめ合える良い機会だと思っています」

――双子ですが、2人の性格は違いますか?

「全然違います!(笑) 真逆と言ってもいいかもしれない。食べ物や映画の好みはほとんど一緒ですけど、性格は全然違うかな」

――もしも朝起きて、レイさんと入れ替わっていたら?

「絶対に嫌ですね(笑)。レイに同じ質問をしても、全く同じことを言うと思います!」

――プライベートで、楽しみにしている時間はありますか?

「アウトドアが好きなので、お休みや時間があったらどこかに出かけることが多いです。お散歩も好きですし、最近はなかなかできてないんですけど、キャンプも好きです。アメリカにいた頃、ソロキャンプはもちろん、家族と一緒によくキャンプをしていました。キャンプでは、シンプルに屋外にいることを楽しむというか…一番楽しみにしているのはたき火です。自分で火を起こしてたき火をするのが好きで、その火を使って料理をしたり、ずっと炎を見つめたり…」

――SNSでも、お料理の投稿が多いですよね。先日も、レイさんのリクエストに応えてハンバーグを焼いているのを拝見しました。

「料理が好きなんですよ。プリンやアップルパイもよく作ります」 ――ジュンさんといえば甘いもの、勝利後にリング上でスイーツを食べるのも恒例です。一番好きなスイーツは?「甘いものなら何でも好きなんですけど、特に和菓子が好きです。一番と言われたら…やっぱりあんこです!」

――こしあん派? つぶあん派?

「(笑)。あんこは全部おいしいので、その時の気分によります。昨日はつぶあんでも、今日はこしあんかもしれない(笑)」

――ありがとうございます! 最後に、今後の目標をお聞かせください。

「今(取材時)、レイが肩の手術もあってお休みしていますが、戻ってきたら必ずパワーアップするので、復活したら、すぐにでも斉藤ブラザーズで『世界タッグ王座』のベルトに挑戦したいです。全日本プロレスの歴史ある世界タッグのベルトは、斉藤ブラザーズのものだと俺は思っているので。それと、『プロレス大賞』のMVPをレイと2人で獲りたいという気持ちがあります」

――去年は「プロレス大賞」最優秀タッグ賞を受賞。大賞もあと一歩というところでした。

「今年は難しいと思うんですけど、ゆくゆくは2人でMVPを獲りたいです。あと、今やりたいと思っているのは、キャンプでスイーツを作って、SNSで発信すること。いつかプロレス会場で、自分がプロデュースしたスイーツを売ってみたいですし、俳優業に挑戦したいという思いもあります。時代劇に出たいです。山賊役でもどんな役でもいいので!」【斉藤ジュン プロフィール】1986年12月19日生まれ。宮城県角田市出身。全日本プロレス所属。出羽海部屋に入門し、約8年間力士として活動(最高位は幕下)。30歳で引退後、弟の斉藤レイ選手とプロレスラーの道へ転向。2020年12月、全日本プロレスの入門テストに合格し、2021年6月にデビューした。レイ選手とタッグチーム「斉藤ブラザーズ」を結成し、主に「世界タッグ王座」戦線で活躍している。決めゼリフは「DOOM!(ドゥーム!)」。斉藤ブラザーズとしては写真集やCDを発売する他、バラエティー番組に出演するなど、リング外での活動も精力的に行っている。

(取材・文/水野春奈)

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