AndroidスマホをPCから直接操作できるアプリ「Scrcpy」(Macも対応)
Appleの最近の優れた機能の1つに、iPhoneミラーリングがあります。これは、MacからiPhoneを操作できる機能です。
Scrcpyは、Androidでこれと同じ機能をLinux、Windows、macOSに提供する無料アプリ。つまり、パソコンのウィンドウからAndroidスマホを操作できるんです。
セットアップのやり方
このアプリは設定に少し時間がかかります。
まず、ターミナルかコマンドプロンプトから起動する必要があります。また、Androidスマホ上で開発者モードを有効にしないと動作しません。
しかし、いったん設定してしまえば、パソコンからAndroidの画面を操作したり、仮想画面をオンにして、スマホがオフの状態でもアプリを起動することができます。
アプリを起動
まずはじめに、Scrcpy(これは母音を省略した「スクリーンコピー」のことです)をインストールしましょう。
もっとも簡単な方法は、MacではHomebrew、WindowsではScoopといったパッケージマネージャーを使用することです。
Linuxユーザーは、ご使用のディストリビューションに付属しているパッケージマネージャーを使用できます。パッケージマネージャーの使用が推奨されるのは、アプリを動作させるために必要なツールやドライバーなど、すべての必要な周辺ツールもインストールされるからです。
パッケージマネージャーがない場合、またはパッケージマネージャーを使いたくない場合は、最新リリースをダウンロードして直接実行することも可能。Linux、macOS、Windows向けのやり方はGitHubのページに掲載されています。
ただし、これは難しいオプションとなります。すべての周辺ツールがインストールされていることを確認する必要があるので、詳細は取扱い説明書をご確認ください。
アプリをダウンロードする際は、サードパーティのウェブサイトからScrcpyをダウンロードしてしまわないよう、ご注意を。取扱い説明書に記載されているパッケージマネージャーを使用するか、公式のGitHubのページからダウンロードしましょう。
USBデバッグモードを有効にする
インストールしたら、お使いのスマホ上でUSBデバッグを有効にする必要があり、そのためには、開発者モードを有効にしなければなりません。
Credit: Justin Pot- 「設定」→ 「端末情報」に移動
- 「ビルド番号」を「開発者になりました」というメッセージが表示されるまでタップを繰り返す
- 「システム」の下に「開発者向けオプション」という新しいサブメニューが開くので、このメニューから「USBデバッグ」をオンする
これで、スマホを接続すると、この機能に関するメッセージが表示されるようになります。