木星の衛星ガニメデの赤外線画像【今日の宇宙画像】
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:NASA)
こちらは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「ジュノー(Juno)」が、2021年7月20日に行った35回目の木星近接通過(PJ35: Perijove 35)の際に撮影した衛星ガニメデです。この画像は、ジュノーに搭載されている赤外線オーロラ観測装置(JIRAM)で取得したデータをもとに作成されています。人間の目では捉えられない赤外線を、波長に応じて着色した疑似カラー画像となっています。
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/ASI/INAF/JIRAM
- NASA - PIA24791: Ganymede in Infrared
この画像は、ガニメデの氷に覆われた表面の構造や、その地下に存在するとされる液体の海についての分析に用いられました。これらの情報は、ガニメデの形成過程や内部構造の解明にとって重要であり、今後の探査においても大いに活用されると期待されています。また、ガニメデの中央下側が暗く見える部分は、地形の起伏や氷の種類の違いが影響していると考えられています。
なお、JIRAMは、木星のオーロラなどを観測する事を目的に開発された装置ですが、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストといった、いわゆる“ガリレオ衛星”の撮影にも使用されています。
関連記事
編集/sorae編集部