NY市場サマリー(17日)ダウ527ドル安、ドル持ち直し・利回り上昇
<為替> 主要通貨に対し下落していたドルが持ち直した。ユーロは欧州中央銀行(ECB)の利下げを受け下落。ただイースター(復活祭)関連の祝日を控え、商いは薄かった。
終盤の取引でユーロ/ドルは0.41%安の1.1351ドル。
ドル/円は0.51%高の142.54円。ただ、一時は141.60円と、昨年9月18日以来の安値を付けていた
18日は復活祭(イースター)前の聖金曜日(グッドフライデー)の祝日に当たるため、米金融市場はおおむね休場になるが、外国為替市場の取引は通常通りに行われる。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが小幅上昇した。世界中の多くの取引所が休場となる聖金曜日を控え、小動きに終始した。この日は短縮取引だった。
指標となる10年債利回りは5.2ベーシスポイント(bp)上昇し4.331%となった。
2年国債利回りは、一時8日ぶりの低水準となる3.758%を付けたが反転し、終盤は2.1bp上昇の3.807%となった。
2年債と10年債の利回り格差は52.5bpで、前日終盤の48.9bpから拡大した。
30年債利回りは5.64bp上昇し4.8030 %となった。
米金融・債券市場:
<株式> 主要3指数がまちまちとなった。関税を巡る日本との協議について、トランプ米大統領が「大きな進展」があったと述べたことを受け、前日の大幅安から楽観に傾いたが、金利見通しへの懸念が重しとなった。
米国株式市場:
<金先物> 利食い売りが先行し、3日ぶりに反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比18.00ドル(0.54%)安の1オンス=3328.40ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> 米政権がイランや中国に対する圧力を強める中、供給リスクを意識した買いに続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は、前日比2.21ドル(3.54%)高の1バレル=64.68ドルと、2週間ぶり高値。週間では5.17%上昇し、3週ぶりにプラスに転じた。翌18日はグッドフライデー(聖金曜日)に伴い休場となる。6月物は2.18ドル高の64.01ドルだった。
NYMEXエネルギー:
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