バイデン氏、ガザ即時停戦の必要性強調 イスラエル首相と電話会談

 バイデン米大統領は12日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、パレスチナ自治区ガザでの停戦や人質解放に向けた取り組みについて協議した。写真はホワイトハウスで会談する両首脳。ワシントンで昨年7月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ワシントン 12日 ロイター] - バイデン米大統領は12日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、パレスチナ自治区ガザでの停戦や人質解放に向けた取り組みについて協議した。ホワイトハウスが発表した。

バイデン氏はガザにおける停戦と人質解放が直ちに必要だと強調し、合意の下での戦闘停止によって可能となる人道支援の急増が必要だと訴えた。

ネタニヤフ氏は声明で、交渉の進展状況や、カタールに派遣した情報機関トップら交渉団に与えた任務についてバイデン氏に説明したと述べた。

ホワイトハウスによると、両首脳は「レバノン停戦、シリアのアサド政権崩壊、地域におけるイランの勢力弱体化によって根本的に変化した地域情勢」についても意見を交わした。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は先にCNNの番組で、停戦合意が「非常に近い」が、最終合意には至っていないと明らかにした。

カタールで行われている交渉についてバイデン氏が日々、報告を受けているとし、「合意実現に向け残りの任期の一日一日を費やす決意だ」と述べた。

バンス次期副大統領は11日に収録された「FOXニュース・サンデー」のインタビューで、バイデン政権の最後の数日間に、中東で拘束されている米国人人質の解放が発表されるとの見方を示した。

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