【○虎将トーク】阪神・藤川監督、途中交代の中野「大丈夫です」トンネル脱出近本「本人に聞いてもらって。小野寺に関しては…」
(セ・リーグ、阪神5ー4巨人、24回戦、阪神17勝7敗、31日、甲子園)阪神が逆転勝ちで優勝マジックを2減の「7」とした。才木浩人投手(26)が3点を奪われた直後の七回2死一塁、近本光司外野手(30)が39打席ぶり安打となる二塁打で好機を拡大。中野拓夢内野手(29)の同点打。森下翔太外野手(25)、佐藤輝明内野手(26)の連続適時打で一気に4点を奪った。八回の石井大智投手(28)はNPB記録の連続試合無失点を「45」に更新し、「44回ゼロ封」。七回途中で登板した島本浩也投手(32)が2勝目(1敗)。岩崎優投手(34)が佐藤輝の野選もあり、1点差に詰め寄られたが、29セーブ目(1勝2敗)を挙げた。森下は3戦連続、佐藤輝は4戦連続打点。G戦17勝は23年(18勝6敗1分)に次いで5度目。藤川球児監督(45)の主な一問一答は以下の通り(成績=73勝44敗3分、観衆=4万2641人)。
★テレビインタビュー編(抜粋)
ーー連日の1点差ゲーム
「(甲子園では)レギュラーシーズン最後の伝統の一戦というところで、球場全体と、ファンの方と一緒に戦えたんじゃないかなと。素晴らしいゲームでしたね」
ーー中野の状態が心配(九回2死満塁でゴロを処理した佐藤輝の二塁送球が乱れ、中野が一走と交錯し、途中交代)
「大丈夫です。現状で問題ないという風に。最後会話もして、自分がナイスプレーと。(九回2死満塁でゴロを処理したのは二塁に入った)本当は植田なんですけど、そこでも、いや、植田です、と答えられていたので、大丈夫だと思います」
ーー9月2日から中日戦
「名古屋はあんまり今考えてないですね。名古屋のこと考えるより、伝統の一戦、レギュラーシーズン最後で相手を押し込んでくれる大声援があって感じながら。名古屋終わっての帰りを考えてました。すみません」
★囲み編
ーー巨人戦は1点差ゲームが多い。お互いがギリギリのゲームをしながらいい戦いができている
「そうですね、はい」
ーーギリギリの部分は守備や、1つ1つのプレーの積み重ね
「これまではそうだっただろうし、ただ今後はそうじゃないかもしれないと思いますね。振り返ることはできますけど、これから先は違うので、これまではそういう展開が多かったというころですけど、まだいろんなケース、対戦もあるだろうし、それは先読みで、そういうふうにならないですよね」
ーー七回の打線のつながりは今後も大事になる
「ひとつのきっかけがね、小野寺が、この前(29日の巨人戦)、代打で一本出て、今日そこからヒットを重ねてというところで、チームが連動しているなと感じます。小野寺も1軍に昇格したのは、ファーストの大山のバックアップを含めてのポジション的なところで来ましたけど、彼がファームで磨いてきたところが今一番、左投手に対して、いいんじゃないかなと思うんですけど。新しく来てくれて、今後がまた、楽しみですね」
ーー近本にも一本
「本人に聞いてもらって。小野寺に関しては長い間ファームで、登録はするけれども、バックアップで、なかなか出場機会がなかったので、答えさせてもらったんですけど、近本に関しては選手に直接聞いてもらいたいなと。ただ、一連の流れはチームの非常に大きなポイントですから。なくても勝ちに行くし、あったら、なおいいってところですね」