菅沼菜々の男子ツアー初挑戦はどうだった? 「ずっと楽しくゴルフができた」

◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 最終日(27日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652 yd(パー70)◇晴れ時々曇り

前半17番までを終えて、ボギーなしの2アンダー。女子選手としてレギュラーツアー初のアンダーパーでのラウンドが見えたが、体力が底をつきた。「一瞬足がつりそうになっちゃって…」。菅沼菜々は2バーディ、5ボギー1ダブルボギー「75」で最終日を回り、通算7オーバーで初挑戦の男子ツアーを終えた。

前週のプロアマには4日間出場し、トータルで8ラウンド目。男子ツアーとしては総距離が短いコースとはいえ、ロングアイアンを多く持たされ疲労は蓄積していった。「人生で、ゴルフをしている中では一番疲れました」と疲れを感じ始めたのは後半3番に入ったころ。「ショットは悪くないんですけど、距離が届かなかったりがあった。ちょっと残念な感じです」。後半は「40」と耐えきれなかった。

最終日は「前半までだったら70点、後半を入れちゃうと40点以下。でも自分の成長が見られたので、50点くらいにしておきます」と振り返る。4日間のベストスコアは初日「70」のパープレー。「去年はゴルフが楽しいと思ったことが1回もなかった。今週はずっと楽しくゴルフが出来ました」と笑顔を見せた。

次戦は国内女子ツアー「パナソニックオープンレディース」(5月2日~4日/浜野GC)に出場する。「(女子は)ロングアイアンばっかり打つコースがあまりないので、すごく勉強になりました。女子に行ったら、どんどん経験を生かして短いクラブでバーディを獲って、来週は上位で争い得るように頑張りたい」と良い流れで試合に入れそうだ。

2週前の「東建ホームメイトカップ」から2戦連続で男子ツアーに出場の寺西飛香留は、最終日を「71」で回って通算8オーバーでフィニッシュ。アンダーパーには届かなかったが、強風の中でボギーは最終9番の一つで耐えられたことは自信になった。「最後以外は全部パーで耐えられて、そこはすごく成長できた」と振り返る。

「トッププロの選手を目の前で見せていただいて、飛距離もすごいし技術も全然違う。本当に勉強になりました」。今後は試合の予定は決まっていないが、今年は女子プロテスト合格という大きな目標がある。「テストも2次からあるので、そこに向けて頑張ってやっていきたい」と意気込んだ。(千葉県睦沢町/谷口愛純)

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