【○虎将トーク】阪神・藤川監督、2死球受け「ゲームの中で起こることは、お話することはない」「甘い世界ではない」

七回先頭で死球を受けた阪神・前川右京に代走島田海吏を告げる藤川球児監督 =東京ドーム(撮影・佐藤徳昭)

(セ・リーグ、巨人3ー4阪神、2回戦、阪神2勝、5日、東京D)阪神が巨人に連勝。一回、佐藤輝明内野手(26)の球団8500本塁打となる3号ソロで先制。通算500安打を節目のアーチで飾り、4試合連続打点となった。八回にも左翼席にソロを運んだ。三回の近本光司外野手(30)の1号2ランと合わせて、1試合3本塁打でカード勝ち越しを決めた。先発富田蓮投手(23)は5回3安打1失点で、プロ2勝目を先発初勝利で記録した。六回から及川雅貴(23)、石井大智(27)、桐敷拓馬(25)の3投手がつなぎ、九回は岩崎優投手(33)が2ランを浴びて、1点差に迫られたが、3セーブ目を挙げた。チームは「貯金1」に戻し、2位タイに浮上。首位巨人に0・5差に迫った藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=4勝3敗1分、観衆=4万1667人)。

ーー佐藤輝は2本塁打ともに逆方向で内容も良くなっている

「それは彼に聞いてもらえたら。打席でどうしようとしているかは、本人の体と頭と心ですから。それはちょっと私には分からないですね」

ーー2試合続けて膠着状態から次の1点を取れている

「全部、チームとして動いていますから。ペナントレースですからね。全て勝つわけではないし、全て負けるわけでもないというところでは、一日一日ですね。まだチームを作り上げている途中ですから」

ーーゲラ不在の中で七回以降は石井から

「まあ、いい投手たちですから、大丈夫です」

ーー富田の5回交代は、リリーフ陣が揃っているから、あそこで十分だと判断

「当然ですね」

ーー富田に白星がついたことは、本人の中でも気持ち的にプラス

「良かったですね。彼のプロ野球人生のいい一日の、また新しいスタートにもなる。記念の一日にもなる。彼に聞いてあげてください」

ーー近本の補殺(二回1死三塁の中飛で生還阻止)など守備の部分も大きかったか

「凡事徹底と言いますかね。普段からやっていることが出ているだけですから、はい」

ーー昨年は東京ドームでカード勝ち越しがなかった

「去年、全く分からないんですよ、評論家をしていましたから。それは僕には分からない」

ーービジターでも勝っている

「まだ2回目ですから。その辺りは一つずつ、チームを作り上げている途中ですから。良い時もあれば悪い時もある。人生と一緒ですね」

ーー死球は怖い(七回に前川が高梨から、九回は木浪が泉から死球)

「それはゲームの中でのことですから。ゲームの中で起こることは、ここでお話することはないですけど、甘い世界ではないですよ」

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