トランプ氏、外国人技術者向け就労ビザの制度を支持
トランプ次期米大統領(写真左)は12月28日、米紙ニューヨーク・ポストに対し、高度な技能を有する外国人技術者向け就労ビザ「H─1B」の制度を支持すると表明した。同制度の存続を訴えている著名実業家イーロン・マスク氏(右)らに歩調を合わせた。24日、テキサス州で代表撮影(2024年 ロイター)
[ウェストパームビーチ(米フロリダ州) 28日 ロイター] - トランプ次期米大統領は28日、米紙ニューヨーク・ポストに対し、高度な技能を有する外国人技術者向け就労ビザ「H─1B」の制度を支持すると表明した。同制度の存続を訴えている著名実業家イーロン・マスク氏らに歩調を合わせた。
トランプ氏は、これまでに自身の事業で「多くのH─1Bを使ってきた」と指摘。「これは素晴らしい制度だ」と述べた。
だがトランプ氏の一部支持者や移民対策強硬派は、H─1Bビザ制度を廃止すべきだと主張している。これに対しマスク氏は27日、同ビザ制度を守るためには「戦争」も厭わないと言い切った。
H─1Bビザの期間は通常3年間だが、同ビザの保有者は期間を延長したり、グリーンカードを申請したりすることができる。
米ハイテク業界はスキルを持った外国人労働者の採用でH─1Bビザ制度に依存している。だがこの制度によって米国市民の賃金が抑制されていると非難する向きもある。
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