主催者側「尹大統領弾劾反対525万・賛成20万」VS警察「反対12万・賛成2万」 三一節デモ参加者数が数十倍違う理由とは
【TV朝鮮】(アンカー)
昨日(3月1日)、尹大統領の弾劾を巡り賛成派・反対派それぞれのデモが行われ、おびただしい数の人々が集まったのを皆さんご覧になったと思いますが、私たち取材陣が参加人数について主催者側の推算値をすべて合計したところ、545万人にも達しました。
【写真】弾劾反対デモの参加者で埋め尽くされたソウル中心部の大通り
一方、警察内部の推計値(非公式)は14万人だということです。 なぜこのような違いがあるのか、チャ・スンウ記者が説明します。
(記者リポート)
光化門広場から市庁駅へと続く世宗大路は人でいっぱいです。
「今日ここに集まった1000万人が保証を!」
汝矣大路の片道5車線道路も弾劾反対デモの参加者であふれています。
弾劾賛成デモも景福宮前の三差路から安国駅まで人でいっぱいになりました。
三一節(1919年3月1日の三一独立運動を記念する日)だった昨日の弾劾反対デモの主催者側は光化門に500万人、汝矣島に25万人がそれぞれ集まったと発表しました。
弾劾賛成デモの主催者側は20万人が集まったと推算しています。
これに対して、警察は反対デモには12万人、賛成デモには2万人前後が参加したと推算しました。
大きな差があるのは集計方式に違いがあるからです。
警察は「瞬間最大人数方式」で参加人数を推算します。デモをしている場所の単位面積当たりに入る人数を計算するものです。
これとは違い、主催者側はほとんどが累積人数集計方式です。時間帯ごとにデモをしている場所を行き来した流動人口を合計するものです。
警察は大勢の人が集まる際に安全管理が必要となるため瞬間最大人数で集計し、主催者側は参加者を最大限反映させる累積方式を選択しているのです。
(デモ関係者)
「出入りする人まで考慮している数字ですから。そのように考えてくださればいいと思います」
このため、2017年の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領弾劾を巡り賛成デモ・反対デモがあった時は人員を過少推計しているのではないかとの批判があったことから、警察では参加人員の推算値を公表していません。TV朝鮮、チャ・スンウがお伝えしました。
(2025年3月2日放送 TV朝鮮『ニュース7』より)
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