米、イスラエルによるシリア攻撃支持せず 外交交渉継続=国務省報道官
米国務省のブルース報道官は17日、イスラエルによるシリアに対する攻撃について、米国は支持しておらず、緊張が高まったことを受け明確に不快感を示した上で攻撃を止めさせるため迅速に行動したと述べた。ダマスカスで16日撮影(2025年 ロイター/Khalil Ashawi)
[ワシントン 17日 ロイター] - 米国務省のブルース報道官は 17日、イスラエルによるシリアに対する攻撃について、米国は支持しておらず、緊張が高まったことを受け明確に不快感を示した上で攻撃を止めさせるため迅速に行動したと述べた。
イスラエルは シリア南部の少数派イスラム教ドルーズ派の保護を掲げ、16日にシリアの首都ダマスカスに対する空爆を実施し、シリア国防省の建物の一部を破壊したほか、大統領府付近も攻撃した。
ブルース報道官は定例記者会見で「米国はイスラエルによる攻撃を支持していない」とし、「この危機に対応し、イスラエルとシリアの間の恒久的な合意を形成するため、米国は両国と最高レベルで外交交渉を行っている」と述べた。
その上で、米国はシリアの全ての関係者と積極的に連携し、冷静な協議の継続に向けて取り組んでいると語った。
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