自民党・森山幹事長の発言全文、首相と麻生・菅・岸田氏との会談巡り
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石破茂首相は23日、自民党本部で麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相と会談した。終了後の森山裕幹事長と記者団とのやりとりの全文は以下の通り。
【冒頭】
先ほど、午後2時から午後3時20分まで党総裁経験者の方にお集まりいただき協議した。まず石破総裁から日米関税交渉について報告があった。そのうえで選挙の総括についてはできるだけ早く行わなければならないという意見が出た。今後はより具体的な道筋を示すことが大事であるという意見もあった。
また党員・党友や地方組織、友好団体などにもいろいろな意見があるので、丁寧に耳を傾けるべきだという意見も出た。自民党の現状については強い危機感を持って臨み、党の分裂はなんとしても避けるべきだとの考え方が共有された。最後に私から今後とも必要に応じ総裁経験者に協議いただくことをお願いした。
【質疑】
――石破首相は先ほど、自身の出処進退の話は出ていないと言及した。会談の中で石破首相から辞任しないといった考え、あるいは続投に対して理解を求めるという発言はなかったか。
「いずれもない」
――首相の退陣を求める声が党内の議員や地方組織から上がっている。その話は出たか。
「今申し上げた通りだ。いろんな意見があることは皆さん耳にしておられると思う」
――選挙の総括の仕方や今後のスケジュールについて共有されたか。
「私の方から説明した。28日午後3時半から予定している」
――首相経験者から石破首相を支えることや続投について意見はあったか。
「続投されるとか、進退に対してはまったく議論はない」
――選挙の総括でできるだけ早くまとめるのが望ましいとのことだが、具体的にはどれくらいのスピード感でまとめるのか。
「8月中にはどんなことがあってもまとめなければいけないと思っている。なぜかというと、来年度予算の作業も始まるので選挙の総括だけに時間を割くというのは無理がある。できるだけ早くということだ」
――28日は両院議員懇談会ではなく、参院選の総括を始める時期が28日ということか。
「選挙の総括をする組織をつくるというのはそこでお諮りする」
――日米関税交渉が合意した。首相は日米関税交渉を続投の理由に挙げていたが、幹事長の考えでは首相はいつまで政権を続けるべきか。
「今申し上げるのは遠慮する。そんな簡単な話でない。交渉についてはそれぞれ評価していただいた」
――幹事長は日米関税交渉で農産物の譲歩について慎重な考えだった。今回の合意内容にコメなど農産物が含まれていることについて所感を伺う。
「日本の農家に迷惑をかける交渉でなかった。今回の経験を通じて、長粒種をどの程度にするかということと中粒種をどれくらいにするのかの比率の見直しについては、長粒種の場合は主食として難しいから、中粒種だと主食に向くので今年のようにコメが一時的に足りない状況になった時に使えるように食料安全保障の観点からすると良いのではないかということだと思う」
――常に主食用ということではないのか。
「それは全然別枠だから。それは違う」
――足りない時だけということか。
「足りない時だけはそうしていた方がいいのではないかということだから、国内の生産に影響することではないし、むしろ食料安保上、適切な対応ではないかと思う」
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