「西海守護の日」式典に初出席するも謝罪なし、共に民主・李在明代表に遺族ら反発「血が逆流する」

 【TV朝鮮】(アンカー)

 進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が初めて記念式典に出席しました。与野党代表がそろって出席したのは3年ぶりですが、遺族の心に傷を負わせた民主党議員らの過去の発言については謝罪しませんでした。遺族の抗議も相次ぎました。チョン・ジョンウォン記者のリポートです。

【写真】「西海守護の日」式典で遺族に抗議される李在明代表

 (記者リポート)

 西海守護の日を迎えて、民主党の李在明代表は大田で現場最高委員会議を主宰しました。

 (2010年に起きた韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件をめぐり)「北朝鮮の攻撃」「天安被撃」という表現を使いました。

 (李在明/共に民主党代表)

「北朝鮮の奇襲攻撃と挑発に立ち向かって西海を守護した英雄たちを記憶します」

 西海守護の日の記念式典には初めて出席しました。

 2023年には最高委発言で、昨年はSNSのメッセージで出席に代えていました。

 控訴審の無罪判決で司法リスクを減らした李代表が、再び「外延拡張」に乗り出したという解釈が出ていますが、遺族の反応は冷淡でした。

 天安艦遺族会のイ・ソンウ会長が「民主党議員らの虚偽疑惑提起は多かった」「遺族は心の傷を負っている」と言うと、李代表は「今は疑惑の提起はかなりなくなったんじゃありませんか」と答えたと伝えられています。

 (趙承来〈チョ・スンレ〉/共に民主党首席スポークスマン)

「(韓国政府が)西海守護に対する固い意志を、規定をして、それについて当然共に民主党は、李在明代表は当然に全く同じ考えを持っています」

 哨戒艦「天安」の撃沈によって戦死したミン・ピョンギ上士(曹長に相当)の母親、ユン・チョンジャさんが、会場を抜け出そうとしていた李代表に抗議して警護員に制止されるという一幕もありました。

 (ミン・グァンギ/故ミン・ピョンギ上士の兄)

「(母親は李在明代表に)対面して謝罪しろ、一体どういうつもりでここに来ているのか、本当に心から来ているのかどうか、ちょっと言ってみてと…」

 民主党は、天安事件の真相に疑問を抱く人物は誰もいない、という立場を表明しました。TV朝鮮、チョン・ジョンウォンがお伝えしました。

(2025年3月28日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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