いすゞの最新「“7人乗り”トラック」実車公開! 全長4.9m級の「普通免許で運転できるサイズ」! 超快適“車中泊”モデル「トラヴィオ“エクスペディションストライカー”」がスゴかった!

2025年6月27日から3日間開催の「東京アウトドアショー2025」に、いすゞは普通免許で乗れる小型トラックをベースにしたキャンピングカーを出展しました。どのようなクルマなのでしょうか。

背高スタイルだけど「軽並みの小回り性能」!?

 2025年6月27日から29日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)を会場に開催された「東京アウトドアショー2025」には、キャンプグッズやアウトドアギアのほか、車中泊仕様の車両やキャンピングカーなども展示されていました。

 ショップや架装メーカーのほか自動車メーカーも複数出展しており、トラックやバスで知られるいすゞ自動車もブースを構えていました。

斬新「“7人乗り”トラック」とは一体どんなクルマ?

 そこに展示されていたのが、キャンピングカーのベースとして専用開発された「Travio(トラヴィオ)」というシャシに架装した最新型のキャンピングカーでした。

 ベースとなっているのは現行の普通免許でも乗ることができる小型トラックとして知られている「エルフミオ」で、キャビンやベースフレーム、トランスミッションなどはエルフミオと共有しています。

 エンジンを軽量な1.9リッターディーゼルエンジンとし、6速ATと組み合わせることで、普通免許かつAT限定免許でも乗ることができるように配慮。

 一方で、足回りには専用テーパーリーフサスペンションやリアスタビライザーを標準(2WD車)とし、最大15%のロールを抑制して走行性能を最大限に向上させました。

 12V 150Aの大容量ジェネレーターも標準装備とすることで、キャンピングカーのベースとして最適なものとしています。

 さらに誤発進抑制機能やプリクラッシュブレーキ(直進時)など、充実した先進安全機能を標準装備することで、旅をより安全かつ快適にできるようになっていました。

 そして現地に展示されていた車両は、いすゞと日本特種ボディーが共同開発した最新の「EXPEDITION STRIKER(エクスペディションストライカー)」を架装。

 この車両はシェルだけでなく、バンクやスカート、リヤバンパーも含めた日本初のオールアルミ製ボディとなっており、従来の同形状モデルよりも150kgもの大幅な軽量化を実現しています。

 ボディサイズは全長4955mm×全幅1800mm×全高3000mmで、一般的なキャブコンタイプのキャピングカーよりもひと回り小さく、最小回転半径も4.4mと、軽自動車並みに小回りが利くのがスゴイところ。

 そして運転席部とリヤ居住部を電車の連結幌のような特殊な構造で接続し、あえて車体をねじらせる事で荒れた路面でも車輪が浮く事を抑え、悪路走破性を高めているというのも特徴となっていました。

 シェルは真後ろに出入口をもつレイアウトで長尺物の積載も可能で使いやすく、セカンド、サードの対面式シートに補助マットを連結させる事で広々としたくつろぎ空間も実現しており、乗車定員7名、就寝定員6名を実現。

 車体を軽量に仕上げていることで、7人乗車時でも約540kgもの荷物を積載することが可能となっており、安全かつ低燃費で、軽快な走行フィーリングを体感できるモデルに仕上がっていました。

 車内はすっきりしたデザインで、シンクや水回りをはじめ、家庭用エアコンや電子レンジ、冷蔵庫、AC100Vコンセントなどを標準装備します。

 エクスペディションストライカーの価格(消費税込み)は、大型ポータブル電源の搭載を前提とした「シンプル電装モデル」で1033万9760円、鉛電池のサブバッテリーを積んだ「スタンダード電装モデル」で1069万4285円です。

 気軽に購入できる価格ではありませんが、充実した内容を考えればお値打ちといっても大げさではありません。検討する価値のある1台といえるのではないでしょうか。

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