タイプRじゃなくても美味すぎる! ホンダ シビックならいまのほうがおいしさ倍増!?

 新米は年を経るごとに古米、古古米、古古古米……と呼称が変わっていく。味にはさまざまな意見があるようだが、では2021年9月登場の「古古古米」カー、ホンダ シビックはどうだろうか。新米の頃と変わらず美味しく乗れるだろうか!?※本稿は2025年6月のものです文:国沢光宏/写真:ホンダ、ベストカー編集部初出:『ベストカー』2025年7月26日号※中古相場は荻原文博氏調べ※2025年累計販売台数は1~5月

※主要諸元中のMはモーター

【画像ギャラリー】パワフルさがちょうどいい「RS」も追加!! ターボの美味しさ大幅アップのホンダ シビック(16枚)

全長4560×全幅1800×全高1415mm、1490kg、2L、直4(141ps/18.6kgm)+M(前184ps)、24.2km/L(e:HEV EX)

●DATA・2025年累計販売/3490台・2022年式中古相場/約260万~約383万円

・主な変更履歴/2022年6月:e:HEV追加 2024年9月:マイナーチェンジ(RSグレードの追加など)

●デビュー時の印象

 日本仕様はアメリカ発売よりずいぶん遅れたため、熟成されていた。そんなことから最初から好印象でしたね。ただ日本人向けのクルマじゃない感じ。

●現在の味&評価

 相変わらずデザインは日本人の好みといえないが、アメリカ人的なセンスの人だって少なくないんだろう。エクストレイルやCX-5より売れているのだから面白い。

 直近の話題はマニュアルモデルの『RS』。エンジンこそ1.5LターボでCVT車と同じながら、マニュアルで乗ると期待以上にパワフル! タイプRだと使い切れないほど速いが、RSであればちょうどよいスポーティ度だったりする。

 私のような「モアパワージジイ」でも「これで充分だね!」と納得します。乗り心地だってちょうどいい。

 一方、クルマの基本性能のよさはデビュー当時からまったく変わっていない。これでBMWの4シリーズのようなデザインなら、今の価格だって100%納得できるし、人気車になると思う。

 ハイブリッドはブラッシュアップされ、さらに自然な乗り味になった。変速機なしのモーター駆動ながら、全開加速した時の「シフトアップしているような」制御、高速道路の料金所ダッシュで楽しめます。

●ホンダ シビック(1.5Lターボ)採点チェック(登場時→現在)・パワーユニット:7点→8点・ハンドリング:8点→9点・乗り心地:8点→8点・運転支援機能:7点→7点・コスパ:7点→7点

★総評:ターボの美味しさ大幅アップ!

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