【マッチレポート】J1-9[A] 横浜F・マリノス戦『ままならない現実』(25.4.6)
2025年4月5日(土) J1第9節 横浜F・マリノス vs 東京ヴェルディ 14:03キックオフ 日産スタジアム [入場者数]24,170人 [天候]晴、弱風、気温16.8℃、湿度36%
横浜FM 0‐0 東京V 前半:0‐0 後半:0‐0 [得点] なし
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。
●東京Vスターティングメンバー GK1 マテウス DF23 綱島悠斗 DF4 林尚輝 DF3 谷口栄斗 MF6 宮原和也 MF16 平川怜(90+1分 白井) MF8 齋藤功佑(85分 食野) MF40 新井悠太 FW9 染野唯月(90+1分 松橋) FW10 木村勇大(85分 翁長) FW14 福田湧矢(60分 山見)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF5千田海人。MF19松橋優安、20食野壮磨、22翁長聖、28山本丈偉。FW11山見大登、27白井亮丞、37川﨑修平)
監督 城福浩
■無情にも副審のフラッグが上がる
前半を終えて、東京ヴェルディのシュートは2本、横浜F・マリノスは1本。15位と19位。下位同士の対戦といってはそれまでだが、ファーストハーフは低調な内容に終始した。
ともに前節のナイトゲームから中2日の14時キックオフだ。コンディションの面では多くを望めない。先発の入れ替えをふたりにとどめた東京Vに対し、横浜FMは5人をチャンジ。攻撃の主軸を担う、アンデルソン・ロペスとヤン・マテウスはメンバー外だった。
唯一の決定機は21分のシーン。染野唯月のアーリークロスから、ジェイソン・キニョーネの背後を取った木村勇大が豪快にヘディングシュートを叩き込んだ。沖縄キャンプから積み重ねてきた個人練習がついに実を結んだと僕は喜んだが、無情にも副審のフラッグが上がる。
「あいつはボールを持ったら、自分を見てくれるので。相手が久しぶりの[4-4-2]で、クロス対応の際に(センターバックの)間に置きがちというのは試合のなかで感じていました。いいタイミングで要求でき、いいボールが出てきて、ドンピシャで決められたんですけど……。(山本雄大主審とのコミュニケーションでは)なんか自分の靴が大きくて、足の半分くらい前に出ていたらしいです。ああいう形になったらできるのはわかったので、次に同じような場面があったときはその半分のポジショニング、最後の数ミリのところにこだわりたい」
ニコリともしない顔でジョークを織り交ぜ、木村は言った。
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