トランプ氏、スターマー英首相を称賛-「非常に良い仕事している」
- 「スターマー氏はリベラルで私とは異なるが、とてもいい人物」
- 2期目最初の外遊先として、英国とサウジアラビアを検討
トランプ米大統領は、スターマー英首相について就任以降の数カ月にわたって「非常に良い仕事をしている」として称賛し、近く電話会談すると述べた。
中道左派の英労働党党首で、昨年7月に首相に選出されたスターマー氏は、米大統領選挙期間中の9月にニューヨークでトランプ氏と会談したことがある。
トランプ氏は25日、大統領専用機「エアフォース・ワン」の機内で記者団に対し、両氏は異なる政治的な展望を描いているが、「非常に良好な」関係にあると発言。
「スターマー氏と私は一両日中に電話会談する予定だ」とし、「私は彼を大いに好感している。彼はリベラルで、私とはやや異なるが、とてもいい人物だ。これまで非常に良い仕事をしてきたと思う」と続けた。
米国と英国は歴史的に緊密な同盟関係にあるが、トランプ大統領の政策方針は貿易関税の導入計画を含め、いくつかの分野で英国と対立する。関税は英国の輸出に影響を与える可能性がある。ラミー英外相などスターマー氏の労働党メンバーは、以前にトランプ氏を批判していた。
ここ数週間では、トランプ氏の盟友である資産家イーロン・マスク氏がスターマー氏を攻撃し、辞任を求めたり、収監されるべきだと示唆したりしている。スターマー氏はこれに対し、自身が公訴局長官(DPP)だった時代におきたグルーミング事件について「嘘と誤った情報」が広まっていると反論した経緯もある。
関連記事:マスク氏の投稿、「一線を越えている」-スターマー英首相が強く非難
トランプ氏は大統領2期目最初の外国訪問先として、英国とサウジアラビアを検討していると話した。サウジアラビアは1期目最初の外遊先だった。
原題:Trump Praises UK’s Starmer on ‘Very Good Job’ as Call Planned(抜粋)