シカゴ警察、州兵や連邦軍に協力せず 市長が命令に署名
8月30日、米中西部イリノイ州シカゴのジョンソン市長(民主党)はトランプ大統領が警告通りシカゴに州兵や連邦軍を派遣した場合、シカゴ警察は協力しないと表明した。写真は8月、シカゴ川で撮影(2025年 ロイター/ Jim Vondruska)
[ワシントン 30日 ロイター] - 米中西部イリノイ州シカゴのジョンソン市長(民主党)は30日、トランプ大統領が警告通りシカゴに州兵や連邦軍を派遣した場合、シカゴ警察は協力しないと表明した。
ジョンソン氏は、トランプ氏がロサンゼルスやワシントンで行ったよう強制執行活動に備える行政命令に署名し、トランプ氏に方針転換を求めた。
署名の際に記者団に対し、「これはわれわれの備えを確実にするためのものだ」と述べた。
命令では、シカゴ市警は州法と市の法律の執行を継続するが、州兵を含む連邦軍のパトロールや逮捕などの法執行活動を支援しないとしている。
また、市警は公式な制服を着用し、引き続き身分を明かし、ボディカメラの手順に従い、連邦軍の活動と明確に区別するためにマスクを着用しないよう指示されている。
ジョンソン氏は、数日以内に連邦軍が到着する可能性があるという信頼できる報告を受けていると述べた。
ホワイトハウスはジョンソン氏の対応を批判し、民主党が犯罪への取り組みを党派的な問題にしようとしていると主張した。
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