〈クソ女、お前は恩人の手を噛んだ〉メキシコの麻薬王エル・メンチョ殺害の“要因”と金髪美女インフルエンサー炎上 真偽不明の“親密写真”拡散に「AIで作られた写真」と反論

「メキシコ軍の発表によると、西部ハリスコ州でカルテル側との激しい銃撃戦が起き、重傷を負ったエル・メンチョは移送先への空輸中に死亡したといいます。この作戦はメキシコ軍の対カルテル戦略の一環で、米国からの情報提供もあり、長期にわたる追跡の末に実行されたようです。  エル・メンチョは、いまメキシコで最も権力のあった麻薬王と言われていて、米政府は逮捕につながる情報に最大1500万ドル(約23億円)もの懸賞金をかけていました。  エル・メンチョが率いたCJNGは、2000年代に勢力を拡大した新興の麻薬組織で、武力を背景に古参のカルテルを蹂躙し、急成長を遂げた。敵対する人々を斬首したり、生きたまま焼き殺したりするなど、残忍極まりない組織として恐れられています。装甲車や機関銃を所持して、元軍人をリクルートしていました」(大手紙国際部記者)  武力を背景にメタンフェタミンやフェンタニル、コカインといった麻薬の国際密輸や人身売買などで荒稼ぎしていたという。 「その影響は米国内でも非常に大きかった。トランプ大統領は今年1月、ベネズエラのマドゥロ大統領夫妻を拘束しましたが、次なる標的としてメキシコの麻薬カルテルを名指しにしていました。その筆頭格がエル・メンチョでした」(同前)  そんな中、メキシコ当局の発表がSNS上の混乱を生み出した。渦中に立たされているのは、金髪の美女インフルエンサーだ。

「治安当局は、捜査過程でエル・メンチョの『愛人』の追跡が作戦成功に寄与したと説明しています。対カルテルとなると、関係者の保護などにも気を遣うため名前は明らかにせず、あまり詳細には説明していません。その後、SNS上にエル・メンチョと"ある女性"が親密そうな写真などが拡散されたのです」(同前)  それがコロンビアのインフルエンサーで、成人向けコンテンツプラットフォーム「OnlyFans」でも活動していたマリア・ジュリッサだ。ネット上では彼女がエル・メンチョと「親しい関係にあった」「居場所に関する情報を当局に提供した」とする真偽不明の噂が急速に広まった。 「マリア・ジュリッサは、SNSで自身の日常やライフスタイル、ファッションを発信しており、カルテルとの関与は不明です。エル・メンチョとの親密そうな画像もAIによるフェイク画像の可能性が高いと複数のメディアは報じています」(同前)  本人もインスタグラムで368万人のフォロワーに対し、拡散された画像や映像は「全く関係がないものであり、AIや編集で作られたものが使われている」と釈明している。  しかしながら事態は深刻だ。カルテルの関係者たちがCJNGの本拠地があるハリスコ州の橋に彼女を名指した横断幕を掲げ、そこにはこう書かれていたという。 〈クソ女マリア・ジュリッサ。お前は恩人の手を噛んだ〉 「麻薬カルテルはSNSも利用することでも知られています。さまざまな犯行の声明文を拡散させたり、TikTokを使って若い世代を勧誘したりしている。そういった背景もあり、炎上に繋がったジュリッサに関する投稿も組織の人間が行ったのではないかという憶測も流れています。もちろん第三者の愉快犯である可能性もある。いずれにせよ彼女はいま恐怖の只中におり、SNSの危険性も露呈しました」(同前)  今夏には FIFAワールドカップがメキシコ国内でも開催予定であり、訪問予定の日本人も多いだろう。事態はいつ沈静化するのだろうか。

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