中国半導体メーカー、26年に生産量拡大へ 脱エヌビディア目指す

中国の複数の半導体メーカーは、2026年の人工知能(AI)向けチップの生産量の大幅な拡大を目指していると、英紙フィナンシャル・タイムズが27日、報じた。2023年3月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[27日 ロイター] - 中国の複数の半導体メーカーは、2026年の人工知能(AI)向けチップの生産量の大幅な拡大を目指していると、英紙フィナンシャル・タイムズが27日、報じた。米エヌビディア(NVDA.O), opens new tabへの依存低減を急いでいるとみられる。

同紙が関係筋の話として報じたところによると、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)(HWT.UL)は、AI向けチップ専用工場での年内の生産開始を目指しており、26年にはさらに2つの施設の稼働を予定しているという。

建設予定の3つの工場の総生産量は、中国の半導体受託生産(ファウンドリー)大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)の同様のラインの現在の生産能力を上回る可能性があるという。

また、SMICは来年、7ナノメートルチップの製造能力を倍増させる計画だという。

ファーウェイとSMICはロイターのコメント要請に直ちには応じなかった。

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