バイデン氏、退任後も公的活動続ける意向 「全く疲れていない」

 1月19日、バイデン米大統領は退任前日の、今後も公的な活動を続ける意向を示唆した。サウスカロライナ州ノースチャールストンで撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)

[ノースチャールストン(米サウスカロライナ州) 19日 ロイター] - バイデン米大統領は退任前日の19日、今後も公的な活動を続ける意向を示唆した。

バイデン氏は、有権者の間に広がった高齢を巡る懸念などから昨年夏に再選を断念して大統領選から撤退した。

しかしこの日訪れた南部サウスカロライナ州ノースチャールストンの教会で「私は全く疲れておらず、どこにも行かない」と語った。

黒人が多くを占める教会の参列者からスタンディングオベーションで迎えられたバイデン氏は、キリストの復活に言及し、民主党員が民主主義や人種平等にとって脅威とみなすトランプ次期大統領の政権になっても、米国の未来について決して希望を捨てないよう改めて呼びかけた。

バイデン氏が退任を翌日に控えてサウスカロライナに足を運んだのは、2020年大統領選の予備選で最初に勝利し、当選に向けて弾みを付けるきっかけをくれた思い出深い地だからだ。

当時自身を積極的に支持してくれた同州選出のジム・クライバーン下院議員に感謝の意を示した上で、大統領としての最終日を過ごす場所としてこれ以上ふさわしい場所はないと考えたと強調した。

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