アングル:AI競争でグーグル躍進、ウォール街も設備投資急増への評価一変
AI投資が全社的に成果を上げ始めており、今年1750億─1850億ドルに倍増する設備投資計画を正当化するものだ。スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は「特にジェミニ3のリリース以降、ユーザー1人当たりのエンゲージメントが大幅に高まっている」と述べた。
設備投資見通しの急増が警戒され、株価は時間外取引で一時6%下落した。しかし、クラウド部門の堅調な業績(2025年第4・四半期は48%増収)をはじめ事業全体でのAIによる押し上げ効果に関心が移り、株価は急落分を取り戻して横ばいで推移した。
これはウォール街が現在テック企業に発信しているメッセージを裏付ける結果となった。つまり「AI支出の急増はテック企業がそれに見合うリターンを示す場合にのみ継続可能」というものだ。
Google Cloud growth crushes Wall Street estimates<潮流転換>
オープンAIが赤字を計上しているにもかかわらず数十億ドル規模の契約を相次いで締結する中、投資家は同社がこうした契約を資金面で支えられるか懸念を強めており、密接な関係にある主要テック企業への投資家心理も悪化している。
フリーダム・キャピタル・マーケッツの技術調査責任者ポール・ミークス氏は、「目を見張るほどの」設備投資予測にもかかわらず、アルファベットは対照的な市場心理から恩恵を受けていると指摘。「市場がオープンAIよりグーグルを好む構図が浮き彫りになっている」と述べた。
オープンAI株の27%を保有するマイクロソフトの株価は昨年10月初め以降20%超下落。一方、アルファベットは約36%上昇している。
シノバス・トラストのポートフォリオマネジャー、ダン・モーガン氏は「オープンAIがマイクロソフトやオラクルと結んでいる契約は、将来の資金調達能力と強く結びついている。だからこそ市場はアルファベットを支持しているのだと思う」と述べた。
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Kenrick Cai is a correspondent for Reuters based in San Francisco. He covers Google, its parent company Alphabet and artificial intelligence. Cai joined Reuters in 2024. He previously worked at Forbes magazine, where he was a staff writer covering venture capital and startups. He received a Best in Business award from the Society for Advancing Business Editing and Writing in 2023. He is a graduate of Duke University.