ウクライナ軍、東部防衛司令官を交代 ロシアの急進撃巡り批判
ウクライナ軍指導部は、ロシア軍が急速に前進している東部ドネツク州の防衛を統括する司令官を交代させた。軍当局者が14日明らかにした。写真はドネツク州ポクロフスクで12日撮影(2024年 ロイター/Inna Varenytsia)
[キーウ 14日 ロイター] - ウクライナ軍指導部は、ロシア軍が急速に前進している東部ドネツク州の防衛を統括する司令官を交代させた。軍当局者が14日明らかにした。
ウクライナ軍参謀本部の当局者がロイターに述べたところによると、ドネツク作戦・戦術グループのトップだったオレクサンドル・ルツェンコ氏に代わり、オレクサンドル・タルナフスキー氏が後任に起用された。
ルツェンコ氏を巡っては、東部の要衝ポクロフスクに向けたロシアの進軍を止められなかったとして、軍事ブロガーや一部議員から批判が出ていた。
ポクロフスクは幾つかの重要な道路や鉄道が交差する要衝で、ドネツク州の境界線までわずか20キロほどの場所にある。ロシアはドネツク、ルハンスク両州全域の占領を目指し、侵攻当初からこの境界線への到達を目指している。
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