大宅真樹、好調の要因は「石川の言葉」 バレー男子日本代表壮行試合

【日本-ブルガリア】第4セット、トスを上げる大宅真樹=東京・有明アリーナで2025年9月2日、平川義之撮影

 バレーボール男子日本代表は2日、東京・有明アリーナでブルガリアと世界選手権壮行試合を行い、4-0で勝利した。特別ルールで第4セットも実施した。世界選手権は12日からマニラで開催される。

 第3セットから途中出場したセッターの大宅真樹選手(日本製鉄堺)は、テンポの良いトスでスパイカー陣を引っ張った。

 試合後の主な談話は次の通り。【小林悠太】

「石川を乗せたかった」

 <第3セットから出場し、最初は石川祐希選手にトスを集めました>

 「練習したことをこの場でまずは出すこと」と監督からも言われていました。

 (第1、2セットと)外から見ていて、石川の(スパイクの)数字が上がっていなかったところは気になっていて。

 まず、連続で(トスを)上げて、石川を(調子に)乗せたかったです。

 僕自身も(石川選手を)連続で決めさせて、そこから自信を持って他の選手にも上げられたので、良かったと思います。

 <練習で取り組んできた中央からのスパイクも多かったです>

 (8月の)薩摩川内から東京のナショナルトレーニングセンターの合宿にかけ、(主導陣から)口酸っぱく、「クイック、パイプ(中央からの速いバックアタック)」ということを言われてきました。

 そこがどこまで通用するかトライでした。チームとして、今日、明日(2、3日のブルガリア戦)は「クイック、パイプを意識的に多く使うように」と言われていたので、あの形になりました。

 <実戦の中で、石川選手と高橋藍選手のパイプが機能したことで自信は増しましたか>

 個人的には、2人とのコンビネーションは…

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