iPhone 16にはできて「iPhone 16eにはできないこと」7選

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期待通りAppleから発表されたiPhone 16e。日本での価格は9万9800円(税込)。明日金曜日、21日の午後10時から予約スタートで、発売は2月28日。

10万円弱の端末を「バジェットモデル」と呼ぶのは少々抵抗がありますが、iPhoneラインナップの中ではバジェットモデル。とはいえ、昨今話題の最新機能Apple Intelligenceは使えるし、搭載されているチップは(一応)iPhone 16と同じ最新のA18チップ。カメラはわかりやすく一眼にスペックダウンだけど、画面サイズは6.1インチでiPhone 16と同じ。iPhoneのエントリーモデルとしてはお買い得に感じます。

でもね、やっぱりそこはエントリーモデル。基本モデル・プレミアモデルと比較すると、差があるのは当然です。

その差、iPhone 16eができないことって何ですか?

1. ワイヤレス充電が速くない(MagSafe非対応)

iPhone 16eにはMagSafeがついていません。ここで勘違いしやすいのが、ワイヤレス充電ができないと思ってしまうこと。ワイヤレス充電自体はできます! 繰り返します、iPhone 16eはワイヤレス充電できます!

ただ、iPhone 16eはワイヤレス規格Qi対応、つまりQi2規格とは異なり磁石を利用しません。ユーアー目線でいうと、マグネット系のアクセサリが使えない、かつワイヤレス充電速度がiPhone 16よりも遅くなるということ。

2. ノッチ付近を有効活用できない(Dynamic Islandがない)

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2022年、iPhone 14 Proシリーズから採用されているDynamic Island。ノッチ付近にさまざまな情報がいい感じにされる、というギミック的な機能です。わかりやすさはピカイチで、カメラノッチ周りを楽しく有効活用できます。iPhone 16eにも搭載されると噂されていたものの、蓋をあけてみるとなし! 潔くノッチはノッチです!

3. カメラコントロールなし

去年発売のiPhone 16シリーズで新搭載されたカメラコントロール。端末サイドのボタンを写真・動画撮影で活用できる、iPhoneをよりカメラ化させる機能です。カメラアプリを起動させたり、シャッターとして使えたり、露出や被写界深度、ズームなどの調整ができます。

iPhone 16e自体がシングルレンズでカメラとしてのスペックは下がっているので、これが割愛されるのは妥当かな。

撮影機材としてiPhoneを好む人にはプレミア機種が魅力です。

4. 超広角レンズなし

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iPhone 16eで採用されているのは、48MPのツーインワンカメラシステム。iPhone SE3時代の12MPカメラよりは大幅にアップデートされているものの、基本・プレミアモデルにある超広角や望遠レンズは搭載されていません。

また、Apple Vision ProやiPhone 16シリーズで撮影できる、空間写真も非対応。でも、空間オーディオは録音できるのです。

5. 同じA18チップだけど、性能がちょい低そう

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iPhone 16と同じA18チップを搭載していることはまちがいないのですが、そのヴァージョンが少々異なります。ちがうのはチップのコア数。iPhone 16搭載のA18チップは、6コアCPU/5コアGPU。一方、iPhone 16eのA18チップは6コアCPU/4コアGPU。GPUコア数はグラフィック描画に関係するので、たとえば、ゲームなどで映像のぬるぬる度に影響します。

ベンチマークテストしたら数字にはでると思いますが、ユーザーが体感するほどかというと、どうでしょうね。ゲームプレイにまで影響するかは難しいところ。そもそもiPhone 16eでどんだけグラフィック重視のゲームするつもりだよって話です。

6. WiFi 7非対応

WiFi規格の最新版が、このWiFi 7。従来のものよりも最大通信速度がUPしています。が、iPhone 16eはWiFi6。お家や職場をWiFi 7対応のルーターに変えたのに!って人は、iPhone 16へ。

7. 白と黒しかない

見た瞬間ちょっとガッカリした人は多いはず。カラバリが2色のみ、黒と白だけなんです。iPhone 16にポップな色味があるだけに残念。iPhone SE3は、黒・白に加え、AIDS救済支援活動の(PRODUCT)REDで赤を展開しているので、iPhone 16eも今後、赤が追加される可能性はあるかも。

8. 海外モデルではSIMカードスロットがないモデルも

日本ではnano-SIMとeSIMのデュアルSIM対応。これは、iPhone 16eもiPhone 16もiPhone 16 Proも、iPhone SE3同じです。が、iPhone 16e海外モデル(例えばアメリカ)は、eSIMのみのものもあるので、海の向こうで購入予定の人は要確認!

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