平和維持軍最低20万人必要、終戦後の安全保障で=ウクライナ大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ロシアとの戦闘終結につながる「終戦案」の一環で、欧州から平和維持軍少なくとも20万人の派遣が必要になるという認識を示した。同日撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

[ダボス(スイス) 21日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ロシアとの戦闘終結につながる「終戦案」の一環で、欧州から平和維持軍少なくとも20万人の派遣が必要になるという認識を示した。

世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で演説後に語った。

また、米国で20日に就任したトランプ大統領との会談に向け準備が進められていると明らかにした。

ロシアのプーチン大統領がウクライナ軍の規模を5分の1程度に削減するよう要求すると想定しているとした上で、ウクライナはそのような大幅な削減に決して応じないと言明した。

演説では、欧州各国の首脳に対し、大陸防衛への取り組み強化を呼びかけた。欧州は域内および他国の平和と安全を保証できる強力な国際的プレーヤーになる必要があるとし、米国に対する欧州の影響力が低下しているという考えを示唆した。

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