【更新中】維新「明日までには見通しをつけたい」 立憲と国民民主に

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日本維新の会の吉村洋文代表と自民党の高市早苗総裁

 自民党日本維新の会が16日、連立政権を見据えた政策協議を行いました。これに対し、自民との連立政権から離脱した公明党国民民主党立憲民主党もそれぞれ、首相指名選挙に向けて協議しました。各党幹部の発言などをタイムライン形式でお伝えします。

午前8時 維新の両院議員総会午後1時 立憲・維新・国民民主の3党幹事長・国会対策委員長会談午後2時 立憲・公明の幹事長会談午後3時 自民・維新の政策協議

同    国民民主・公明の党首会談

 自民党の高市早苗総裁と日本維新の会の藤田文武共同代表の会談後、藤田氏が国会内で記者団の取材に応じた。

 藤田氏は維新の公約である「食品消費税の2年間ゼロ」について「もう少しすり合わせる。お互いの主張がすぐには折り合わないので協議を続ける」と説明。企業・団体献金の廃止についても「今日は折り合わず」として持ち帰り、いずれも17日に再協議することを明らかにした。

自民党の高市早苗総裁らとの政策協議後、取材に応じる日本維新の会の藤田文武共同代表=2025年10月16日午後4時37分、国会内、岩下毅撮影

 そのうえで藤田氏は「憲法、安全保障、エネルギーといった国家の基本政策については、かなり価値観を共有していると改めて確認できた。国家観について高市総裁と私の中で相当近しいものがある。また信頼関係が一段上に進んだと感じている」と語った。

 立憲と国民民主の幹部と、相次いで会談した公明党の斉藤鉄夫代表と、西田実仁幹事長が記者会見を開いた。西田幹事長は「野党の一員になった公明として、立憲や国民民主と協議を進めて、我々が目指す中道改革を前に進められるように連携を図っていきたい」と述べた。

 斉藤代表は政治改革について触れ、「国民の信頼回復は喫緊の課題だ。与党に対して国民民主と連携をして、これまで共同で法案を提案してきた。しっかり団結して、政策実現を図っていこうと約束した」と述べた。

15:30

維新・吉村代表「胆力問われる」

 日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は民放のテレビ番組に出演し、連立入りに向けた自民党との政策協議について「この1日、2日、3日、そのあたりが限界だと思う」との見通しを示した。そのうえで「ここは高市(早苗)新総裁の判断、胆力も問われるし、私自身の判断、胆力も問われる」と語った。

 また、連立入りした場合に大臣ポストを要求する考えがあるかを問われた吉村氏は「ポストが目当てではない」としつつ、「どうやって政策を実現していくのかという政策実行の実現軸は常に考えていく」と語った。

衆院の会派構成

 国民民主党の玉木雄一郎代表は公明党の斉藤鉄夫代表らと国会内で会談した。会談後、記者団の取材に応じた玉木氏によると、今後、公明と国民民主の間で連携を強化することで合意した。

会談に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(左)と公明党の斉藤鉄夫代表=2025年10月16日午後2時57分、国会内、嶋田達也撮影

 一方、玉木氏は、自民党と日…

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高市早苗前経済安全保障相が、自民党の新総裁に就任しました。その後、公明党が連立政権からの離脱を表明し、26年間続いた自公関係は解消されました。首相指名選挙はどうなるのか。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]

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