AI調べものアプリ「Perpexity」がパワーアップ。iPhone 16eのレポートで性能テスト
検索と簡単なレポートはこれで一つで十分かも。
各社が日々しのぎを削るAI業界ですが、AI検索アプリ「Perplexity(パープレキシティ)」が検索をまるっとお任せできる機能を無料版ユーザーにもリリースしました。
今年の2月にOpenAIが発表したChatGPTの新機能「Deep Research」。ChatGPTがネットの海を検索しまくって高精度な回答を作ってくれる機能ですが、高機能がゆえに現在、利用には月額200ドル(約3万円)と高価なプラン(ChatGPT Pro)に加入する必要があります。ただその機能は超優秀。
OpenAIの代表サム・アルトマン氏がちかじか無料版ユーザーにもリリース予定だよ。と伝えて期待が高まっているところにPerpexityがやってきました。
ギズモードでも、Perpexityアプリ版を使ってみたレビュー記事を掲載しましたが、Perpexityがソフトバンクと提携ということで、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOユーザーは、Perplexity Pro(年額約3万円)が1年間無料というキャンペーンを行なっています。
OpenAIやGoogle、DeepSeekなどの台頭に対抗せざるを得ない状況なのか…Perpexityも無料ユーザーも利用できる機能を拡充してきました。
実際使ってみるとどうなの?
ChatGPTの新機能「Deep Research」ほどではないけれど、ちょっとした検索でもいろいろ根拠を補足した上で、正確な情報が欲しいなんて時に頼れる相棒的な存在になってくれると嬉しいな。と思いつつ無料版でいくつか検索してみました。
2月20日に発表されたばかりのiPhone16eに関するニュースまとめをお願いしてみたところ… 「2025年2月20日時点のiPhone 16E(iPhone SE4)に関する主要なニュースをまとめてください」
2025年2月20日時点でのiPhone16E(iPhoneSE4)に関する主要なニュースは以下の通りです:
Apple CEOのティム・クックが2月19日(現地時間)に新製品発表を予告し、iPhone16E(iPhoneSE4)の正式発表が行われた5。
発売日は2025年2月28日(金)に確定した1。
予約開始日は2025年2月21日となる1。
当初iPhoneSE4として開発されていたが、最終的にiPhone16Eという名称で発売されることが決定した12。
主な仕様の変更点:
ディスプレイが4.7インチから6.1インチの有機ELに大型化2
CPUがA16 BionicからA18 Bionicにアップグレード2
カメラが1,200万画素から4,800万画素に向上2
指紋認証(Touch ID)から顔認証(Face ID)に変更2
Lightning端子からUSB Type-Cに変更2
価格は米国で499ドルになると予想され、日本では前モデルより1万円程度の値上げが見込まれる2。
カラーバリエーションは(PRODUCT)RED、スターライト、ミッドナイトの3色展開となる見込み2。
これらの情報により、iPhone16E(iPhoneSE4)は従来のSEシリーズから大幅な進化を遂げ、より高性能なミッドレンジモデルとして位置付けられることが明らかになった。
Citations:
1 https://xmobile.ne.jp/media/18292/
2 https://news.mynavi.jp/sim-mobile/iphonese4-se3-hikaku/
3 https://gingacamera.com/iphonese4-5/
4 https://news.biglobe.ne.jp/economy/0122/prt_250122_0133155910.html
5 https://www.gizmodo.jp/2024/08/iphone-se-rumors.html
6 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12311176287
7 https://news.mynavi.jp/sim-mobile/iphonese4-campaign/
8 https://japan.cnet.com/article/35229546/
9 https://news.mynavi.jp/sim-mobile/iphonese4-iphone16-hikaku/
かなり精度高くまとめてくれて、情報ソース、アウトプット内容も最新の正確な内容が反映されています。これは驚き。
メディアと共に公式サイトも情報ソースとして含まれています。ここまでのアウトプットを出してくれればさくっと情報ソースが確かな検索をしたい時にかなり使えるレベルに感じました(ただし価格の情報はだいぶ違う)。
そのままの流れでレポート作成もお願いしてみました…
「iPhone16Eを含めた、iPhone16シリーズのスペックを比較してレポートとして作成してください。」
iPhone16シリーズのスペック比較レポート iPhone16シリーズは、iPhone16E、iPhone16、iPhone16 Plus、iPhone16 Pro、iPhone16 Pro Maxの5モデルで構成されています。以下、各モデルの主要スペックを比較します。 ディスプレイ
iPhone16E: 6.1インチ有機EL
iPhone16: 6.1インチ有機EL
iPhone16 Plus: 6.7インチ有機EL
iPhone16 Pro: 6.3インチ有機EL(120Hz対応、常時表示)
iPhone16 Pro Max: 6.9インチ有機EL(120Hz対応、常時表示)
Proモデルはリフレッシュレートが最大120Hzに対応し、常時表示機能を備えています3。 プロセッサ
iPhone16E: A18 Bionic
iPhone16/16 Plus: A18
iPhone16 Pro/Pro Max: A18 Pro
A18チップはA16 Bionicと比較してCPU性能が最大30%、GPU性能が最大40%向上しています8。A18 ProチップはA17 Proと比較してCPU性能が最大15%、GPU性能が最大20%向上しています4。 メモリ(RAM) 全モデルで8GBを搭載しています2。 ストレージ容量
iPhone16E: 128GB/256GB
iPhone16/16 Plus: 128GB/256GB/512GB
iPhone16 Pro/Pro Max: 256GB/512GB/1TB3
カメラ
iPhone16E: 4,800万画素(広角)+ 1,200万画素(超広角)
iPhone16/16 Plus: 4,800万画素(広角)+ 1,200万画素(超広角)
iPhone16 Pro/Pro Max: 4,800万画素(広角)+ 4,800万画素(超広角)+ 1,200万画素(望遠)3
ProモデルはLiDARスキャナーも搭載しています1。 バッテリー持続時間(ビデオ再生時)
iPhone16: 22時間
iPhone16 Plus: 27時間
iPhone16 Pro: 27時間
iPhone16 Pro Max: 33時間1
その他の特徴
全モデルがUSB-C端子を採用(ProモデルはUSB 3.2 Gen 2で10Gbps、その他は480Mbps)
全モデルがWi-Fi 7に対応
Proモデルはチタニウムフレームを採用
iPhone16Eは、従来のSEシリーズから大幅にアップグレードされ、iPhone16シリーズの中でもコストパフォーマンスの高いモデルとして位置づけられています。 このレポートから、iPhone16シリーズは全体的に性能が向上し、特にProモデルがカメラやディスプレイ性能で優位性を持っていることがわかります。
Citations:
1 https://ascii.jp/elem/000/004/220/4220671/
3 https://buymobile.nojima.co.jp/posts/blog/1151
4 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1626239.html
5 https://www.apple.com/jp/iphone/compare/
6 https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/review/1624258.html
公式情報をそのまま掲載といった印象ですが、アウトプットの精度としては問題ないレベルで、なおかつ出力は数秒なので人が検索するよりも早く結果が確認できます。さらに深掘って価格に関する分析レポートをお願いしてみました…
「iPhoneの価格推移とモデル別の価格戦略に関して、最新のiPhone16Eを含めて分析したレポートを出力してください。」
iPhoneの価格推移とモデル別の価格戦略に関して、最新のiPhone16Eを含めた分析レポートは以下の通りです。 価格推移の概要 Appleは長年、iPhoneの価格帯を徐々に拡大してきました。最新のiPhone16Eの発表により、この傾向がさらに強まっています。 モデル別価格戦略 iPhone16E(旧iPhone SE)
価格帯:99,800円〜144,800円(税込)1
戦略:ミッドレンジ市場への参入を強化
標準モデル(iPhone16)
価格帯:124,800円〜(推定)4
戦略:主力モデルとして幅広い層をターゲット
特徴:iPhone16Eとの価格差を縮小
Proモデル
価格帯:未発表(iPhone16Eより高価格帯)
戦略:高付加価値モデルとして差別化
特徴:最新技術を搭載し、プレミアム感を演出
iPhone16Eの価格戦略分析
価格設定:
米国価格:599ドル〜1
日本価格:99,800円〜(税込)1
戦略的意図:
ミッドレンジ市場の強化3
新興国市場への浸透3
AIサービス対応による差別化8
価格上昇の要因:
為替レートの変動(円安)1
機能の大幅向上(A18チップ搭載、カメラ性能向上)1
競合他社との差別化:
自社生成AI対応による付加価値の創出8
市場への影響
ミッドレンジ市場の活性化
他社スマートフォンとの競争激化
AIサービスを軸とした新たな競争領域の創出
今後の展望
AI機能の更なる強化による差別化
新興国市場でのシェア拡大
サービス収益の増加を見込んだ戦略的価格設定の可能性
iPhone16Eの発表により、Appleのスマートフォン市場における戦略が明確になりました。ミッドレンジ市場への本格参入と、AI機能を軸とした差別化戦略が今後のiPhoneラインナップの方向性を示しています。
Citations:
1 https://iphone-mania.jp/iphone16-592686/
2 https://www.showcase-tv.com/mobile/iphonese16e-features/
3 https://jp.reuters.com/markets/global-markets/S7H4NAVBF5OZBFDLBPIJLGNDD4-2025-02-19/
4 https://news.yahoo.co.jp/articles/caa419184b11ec07ddfbe075569f5fbaf57cf60e
5 https://news.mynavi.jp/sim-mobile/iphonese4-se3-hikaku/
6 https://news.mynavi.jp/sim-mobile/iphonese4-iphone16-hikaku/
荒削りではありますが、さらにレポートを深化させるためのたたき台としては良いレベルのアウトプットではないでしょうか。これが無料でさらに数秒で出力できるのであればかなり実用レベルに達しているのではと思いました。
打ち合わせなどの合間にぱぱっと簡単な使えるレポートを出してくれるのはかなり優秀です。
Screenshot: 宮城圭介さらに細かいですが、出力画面の横に情報ソースからの画像をいくつか並べてくれることも他のAIアシスタントにはあまりない、特徴でビジュアルで瞬時にイメージが掴みやすいのはとても利用しやすいポイントかと感じました。
今回のPerplexity無料版を軽く触ってみた感想としては、OpenAI一強にさせてなるものかという気概を感じました。今回の実装を踏まえて、各社がどのような一手を打つのかにも注目です。
Source: Perplexity