トランプ氏、ジル・バイデン前大統領夫人を「悪妻」と嘲笑 討論会での「脳卒中」発言で
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【5月30日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は29日、ジョー・バイデン前大統領の妻ジルさんが2024年大統領選のテレビ討論会で言い間違いを連発したバイデン氏について「脳卒中を起こしたのかと思った」と述べたことを嘲笑し、ジルさんを「悪妻」だと非難した。
ジルさんは6月に出版するファーストレディー時代をつづった回顧録のプロモーションツアーで、バイデン氏が2024年大統領選からの撤退を余儀なくされるきっかけとなった、あの惨たんたる討論会について語った。
トランプ氏は自自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「ジル・バイデンは、われわれの壮大で高い視聴率を記録した2024年大統領選の討論会で、スリーピー(寝ぼけた)・ジョーがやらかした原因が分からなかったと、ここに来てついに認めている」と投稿。
「彼女は、ジョーが『脳卒中』などの深刻な状態に陥っていると思ったと言っているが、良妻なら誰もがするように、窮地に陥った夫を助けようとステージに駆けつけることは決してなかった」と批判した。
さらに、「彼女が唯一言及しなかったのは、ジョーがほとんど何も言えなくなる前に、私がいかに素晴らしいパフォーマンスをしていたかということだ」として、自身の圧倒的に優れたパフォーマンスこそが、バイデン氏が「言葉に詰まった」原因だと主張した。
2024年大統領選で惨敗した民主党が気持ちを切り替えて11月の重要な中間選挙に集中しようとしているところでジルさんが明かしたこの事実は、バイデン氏の年齢をめぐる民主党の内紛を再燃させた。
共和党候補だったトランプ氏との討論会で、当時81歳だったバイデン氏は言葉に詰まり、口を開けたまま呆然と立ちつくしていた。
ジルさんは27日に公開されたCBSテレビの番組「CBSニュース・サンデー・モーニング」の先行映像で、「それを見た時、『なんてこと、彼は脳卒中を起こしたのか』と思った。死ぬほど恐ろしかった」と語っている。
6月2日に出版される回顧録『View from the East Wing(原題)』の中で、ジルさんはバイデン氏が誤って睡眠薬やコデイン入りのせき止めシロップを服用してしたのではないかとも疑っていたとも述べている。
討論会の直後、ジルさんはバイデン氏のパフォーマンスを公に称賛し、支持者らの前で「ジョー、あなたは本当によくやった。すべての質問に答えたし、すべての事実を把握していた」と話しかけていた。
だが回顧録の中で、ジルさんは、バイデン氏から討論会を台無しにしてしまったかを問われ、「ええ、そうね」と答えたことを明かしている。
バイデン氏はその後、大統領選から撤退。民主党は代わりにカマラ・ハリス前副大統領を候補に立てたが、ハリス氏はトランプ氏に惨敗した。(c)AFP