AMD、データセンター部門の売上高が予想届かず-AI減速を示唆
Ian King
- データセンター部門の10-12月売上高は38.6億ドル-予想40.9億ドル
- 会社全体の売上高は予想を上回ったが、株価は時間外で一時5%下落
米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が4日発表した2024年10-12月(第4四半期)決算では、データセンター部門の売上高が市場予想を下回った。同社が人工知能(AI)コンピューティング分野でエヌビディアに追いついていないことを示唆する。
会社全体の売上高は予想を上回り、25年1-3月(第1四半期)についても堅調な見通しを示したが、株価は通常取引終了後の時間外で一時5%下落した。
データセンター部門の10-12月売上高は前年同期比69%増の38億6000万ドル(約5960億円)。アナリストは40億9000万ドルと予想していた。
1-3月(第1四半期)の売上高は全体で68億-74億ドルを見込む。アナリストの平均予想は70億4000万ドル。
今回の決算発表は、AMDのAI分野への取り組みがやや勢いを失っているとのアナリストや投資家の懸念を裏付けるものとなった。こうした懸念は最近、中国のDeepSeek(ディープシーク)が開発した低コストAIモデルの登場でさらに強まっていた。
AMDはPCとサーバーの分野でインテルから市場シェアを奪っているが、この分野は成長の原動力にはなっていない。
原題:AMD’s Data Center Sales Miss Estimates in Sign of AI Slowdown(抜粋)
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