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【7月12日 AFP】ロシア水文気象センターによると、首都モスクワは11日、35度を超える猛暑に見舞われ、30年前に記録された観測史上最高気温を更新した。

大陸性気候のモスクワにおけるこれまでの最高気温は、1996年に観測された33.4度だった。

だが、ロシア水文気象センターは11日にウェブサイトで、10日に33.9度を記録し、観測史上最高気温を更新したと発表。

同センターは、11日の最高気温が36度まで上がると予想しており、観測史上最高気温が再び更新される可能性が高いと付け加えた。

ロシア気象センターによると、熱波は来週初めまでロシア中部から欧州南部にかけて「続く」と予想されており、気温は「平年より3~8度高い」という。

前例のない熱波に見舞われたモスクワ市民は避暑のため郊外の別荘や、首都の公園や噴水を訪れた。

ワレンチナ・アレクサンドロブナさん(86)はモスクワの路上でAFPの取材に応じ、「つらい。薬を服用しているので」と答えた。

熱中症は、建設作業員や高齢者にとって特に深刻な問題となっている。

アレクサンドロブナさんは「圧倒的な暑さだ」「ここまでの暑さは経験したことがない」と述べた。

水質汚染のため遊泳が禁止されているにもかかわらず、モスクワ市内の池や運河で泳ぐ人もいた。

モスクワ北西部トゥシノで水浴びを終えたイーゴリさん(55)は、「水が汚いんだ。見て。水辺は33度で呼吸が楽だからここに来たんだ」「一度泳いだけど、もう二度とここでは泳がないと思う」と語った。

イーゴリさんは、ロシアが2014年に一方的に併合したクリミア半島からモスクワを訪れたという。(c)AFP

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