メタプラが約138億円でビットコイン追加購入、「Bitcoin Asia 2025」のタイトルスポンサーに

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている東証スタンダード上場企業メタプラネットが、ビットコインの追加購入実施を7月14日に発表した。 今回メタプラネットが追加購入したのは137億9,800万円相当のビットコイン。購入枚数は797BTCで、1BTCあたりの平均購入価格は1,731万12,239円とのこと。 これにより同社のビットコイン総保有数は、16,352BTCとなった。なおこの総数の購入価格は2,396億1,600万円で、1BTCあたりの平均購入価格は1,465万3,636円となっている。 なお記事執筆時点でのビットコイン価格は、1,768万9,000円だ(7/14 12:10 コインマーケットキャップ調べ)。 なおメタプラネットのビットコイン保有数は、上場企業が保有するBTC保有数ランキングで世界第5位(Bitcoin Treasuries.net調べ)。第4位は19,225BTCを保有するライオットプラットフォームズ(Riot Platforms)だ。 メタプラネットは6月6日、第20回から第22回新株予約権(行使価額修正条項付及び行使停止条項付)の第三者割当による発行を取締役会で決議したことを発表。発行総数は555万個で、調達予定額は約7,674億円となり、これは日本の資本市場における新株予約権発行として史上最大規模となる。 この資金調達は「555ミリオン計画」と呼ばれる新戦略の一環で、この計画で同社は2027年末までに21万BTCの保有を目指す。これはビットコインの総供給量上限2,100万枚の1%に相当し、この水準を保有する「1%クラブ」への参入を狙う野心的な計画だ。 この計画は2月に完了した2億1,000万株の割り当てを行う新株予約権の発行計画「21ミリオン計画」の成功を受けて策定された。同計画は、2年間の行使期間を予定していたものの、市場からの強い支持により3ヶ月余りで全額行使が完了し、約933億円の資金調達に成功した。 またメタプラネットは今回のビットコイン追加購入の発表と同日、8月28日〜29日に香港で開催される「Bitcoin Asia 2025」のタイトルスポンサーを務めることも併せて発表している。

大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)

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