ムンバイでガソリン・ディーゼル車禁止案、州政府が検討委設置

インド西部のマハラシュトラ州は、大気汚染悪化を受け、ムンバイ市内におけるガソリン車とディーゼル車の使用を禁止し、電気または圧縮天然ガス(CNG)駆動の車両のみを許可する案を検討する委員会を設置したと明らかにした。写真は2024年8月、ムンバイで撮影(2025年 ロイター/Hemanshi Kamani)

[ムンバイ 28日 ロイター] - インド西部のマハラシュトラ州は、大気汚染悪化を受け、ムンバイ市内におけるガソリン車とディーゼル車の使用を禁止し、電気または圧縮天然ガス(CNG)駆動の車両のみを許可する案を検討する委員会を設置したと明らかにした。

ムンバイでは交通渋滞悪化とインフラ事業などのため、コロナ禍以降に大気汚染が悪化している。金融の中心都市だが、電気自動車(EV)の充電インフラが不十分な一方、地下鉄網は発展途上で、こうした措置が実施されれば、自動車メーカーにとどまらず、ガソリン車などに依存している市民や企業にも影響が出る可能性がある。

裁判所は今月、公益訴訟を受けて、ガソリン・ディーゼル車の段階的廃止が可能か調査・検討する専門家委員会の設置をマハラシュトラ州政府に指示。州政府はこれを受け、7人からなる検討委員会を設置したと発表した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: