「もう言わないで!」若者が多用する2文字に教師が困惑。ついに警察が学校で“取り締まり”を開始(米インディアナ)(BuzzFeed Japan)
「67」とは、もともと2024年に米ラッパーSkrillaがリリースした『Doot Doot (6 7)』で歌われているフレーズです。 同曲はその後TikTok動画で使われるように。身長6フィート7インチ(約200センチ)のNBA選手ラメロ・ボールをはじめ、多くのバスケットボール選手に関連するショート動画でBGMとして用いられてきました。
この言葉が流行したきっかけは、試合観戦中の少年が「シックスセブン!」と叫びながら両手を上下させる動画がバズったこと。 同じように両手を上下させながら「シックスセブン!」と叫ぶ行為が、若者たちのあいだで広がりました。 さらに10月、米オンライン辞書Dictionary.comが決める2025年の流行語、「今年の言葉(Word of the Year)」に選ばれるほどに。しかし、「6 7」という言葉自体には、これといった明確な意味はありません。
教室では、教科書を開いたときに67ページだったり、先生が「1,2,3,4,5,6……」と数字を6までカウントしたときに「シックスセブン!」と叫んだりと、子どもたちはことあるごとに、この言葉を連発。 ときには授業が進まず、先生たちが少しうんざりすることも。SNSには、先生たちが「『6 7』と言わせない方法」と題して、さまざまな対処法を紹介する動画も投稿されています。
あまりに困った状況に、ついに当局が動きに出ます。 インディアナ州にあるティピカヌー郡保安官事務所は、“取り締まり”と称して学校を訪問。その様子を動画で紹介しました。 動画には、警察官と保安官代理が地元の小学校を訪問し、「6 7」の使用の取り締まりを始める様子が映っています。 2人は「違反切符を配るのが楽しみだね」「67件分の切符を切れるから」「少なくとも、6~7人は取り締まりたいね」と、「6 7」を使ってジョークを続けながら、食堂へ。 そして「6 7」のジェスチャーをする児童たちに、次々と違反切符を切ります。