宮本慎也氏、藤浪対策で左打者8人の中日打線に「藤浪は投げやすい。普通に打線を組んだ方が」(日刊スポーツ)
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」で、8月31日のDeNA戦(横浜)で藤浪晋太郎投手(31)対策として、スタメンに左打者を8人並べた中日打線について、私見を語った。 【写真】雄たけびを上げる藤浪 DeNA藤浪は、中日戦(横浜)で移籍後2度目の先発マウンドに上がり、7回4安打無失点9奪三振の好投で、移籍後初勝利を飾った。 宮本氏は「投げやすかったと思いますよ。(ボールが)抜けても大丈夫ですもん、右バッターが(1人しか)いないから」と解説。「井上監督がはっきり言ってますけど、ケガさせたくないと。1戦目もそうだったんですよね。結構、賛否があったんですよ。それで今回も左バッターをそろえたんですよ。藤浪は投げやすいでしょうね。抜けても(死球が)当たることないので」と話した。 自身のヤクルトでのコーチ時代はオープン戦や春先の試合で右打者を減らした打線を組んだことを振り返った上で「ここに来て、ドラゴンズもCSのチャンスがあるじゃないですか。だったら、相手が気持ち良く投げさせないようにっていうのも必要やと思うんですよ。ここに来て、ケガされるのももちろん嫌なんですけど、僕は普通に打線を組んだ方がいいと思います」と話した。 さらに「藤浪自身も抜けちゃダメだと思うじゃないですか、右バッターがいると。もしかして、フォアボールがもう少し取れたりとか、甘くいきやすくなる可能性もあるんで。そうやってはっきり弱点がわかってるので、2回目も左でいったなという感じです」と話した。 ◆8月31日の中日スタメン 1番中堅 岡林(左) 2番二塁 樋口(左) 3番右翼 上林(左) 4番一塁 ボスラー(左) 5番三塁 板山(左) 6番左翼 大島(左) 7番遊撃 ロドリゲス(右) 8番捕手 宇佐見(左) 9番投手 松葉(左)