極薄iPhoneの弱点を解消!Qi2対応薄型バッテリーで電池持ち問題が意外と解決できる理由(g.O.R.i)
2025年秋に発売が噂される新型iPhoneの中に、極薄モデルが登場するという情報が出回っています。わずか5.5mmという驚異的な薄さを実現するこの新型モデルは、iPhone史上最も薄いデバイスになる見込みです。
しかし、この極端な薄型化には当然トレードオフが存在します。最新の報道によれば、バッテリー持ちが従来モデルより劣るという懸念が浮上しています。
極薄iPhoneの薄さがもたらす価値
噂されている極薄iPhoneの最大の特徴は、その圧倒的な薄さです。現行のiPhone 16 Proが8.25mmであることを考えると、5.5mmという薄さは革命的とも言えるでしょう。驚くべきことに、この超薄型デバイスは側面のボタンとほぼ同じ厚さになるとされています。
この薄さを実現するために、Appleは様々な技術的工夫を凝らしていると言われています。背面カメラを1つに抑え、物理SIMスロットを廃止してeSIM専用にし、さらにはUSB-Cポートの位置を従来の中央ではなく後方寄りに配置するなど、内部設計を徹底的に最適化する可能性があります。
薄くて軽いiPhoneのメリットは明らかです。持った時の負担が大幅に減少し、長時間の使用でも手や指に与える疲労が軽減されます。ポケットやバッグに入れた時の存在感も小さくなり、日常生活における携帯性が格段に向上します。
バッテリー持ちの課題と解決策
しかし、海外メディアの報道によれば、この極薄iPhoneは従来のiPhoneモデルと比較して「バッテリー持ちが悪化」する可能性があります。Appleの内部テストでは、極薄iPhoneを1日中充電なしで使用できるユーザーの割合は60〜70%程度と予測されており、他のモデルの80〜90%と比べて低い数値となっているようです。
この課題に対して、Appleは独自の解決策を模索していると言われています。高密度バッテリーセルの採用や、超効率的なモデムの搭載などが報じられています。しかし、物理的な制約がある以上、バッテリー容量の大幅な増加は難しいでしょう。
ここで注目したいのが、近年急速に進化しているQi2対応の極薄モバイルバッテリーです。これらのデバイスは、iPhone本体に匹敵する薄さでありながら、MagSafe対応のマグネットによって簡単に装着でき、ケーブルレスで充電が可能です。
極薄モバイルバッテリーの選択肢
現在市場には、極薄iPhoneとの組み合わせに最適な極薄モバイルバッテリーが複数存在します。
CIO SMARTCOBY SLIM 5K
- サイズ: 約16.2 × 65.5 × 91 mm(厚さ約8.7mm)
- 重量: 約138g
- 容量: 5000mAh
- 特徴: Qi2認証チップ搭載、15Wワイヤレス充電対応、カードサイズに近い薄型設計
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)
- サイズ: 約10.4 × 7.1 × 1.5cm
- 重量: 約198g
- 容量: 10000mAh
- 特徴: Qi2認証、15W高速ワイヤレス充電、双方向30W USB-Cポート搭載
TORRAS MiniMag
- サイズ: 約0.9 × 6.6 × 10.2cm
- 重量: 約113g
- 容量: 5000mAh
- 特徴: 超薄型設計、内蔵スマートセンサーによる温度管理、18W USB-C急速充電
これらのモバイルバッテリーは、iPhoneに磁気で簡単に装着でき、必要な時だけ追加のバッテリー容量を提供できます。特に注目すべきは、その薄さと軽さです。例えば、CIOのSMARTCOBY SLIMは厚さわずか8.7mmで、極薄iPhoneに装着しても合計の厚みは約14.2mm程度と、現行のiPhone 16 Pro(8.25mm)にケースを付けた状態とほぼ同等になります。
新しいiPhoneの使い方の提案
極薄iPhoneと極薄モバイルバッテリーの組み合わせは、新しいスマートフォンの使い方を提案しています。
- 普段使いは超薄型で: 日常的な使用では、薄くて軽いiPhoneをそのまま楽しむ
- 必要な時だけパワーアップ: 長時間の外出や旅行時には、モバイルバッテリーを磁気でカチッと装着
- 柔軟な使い分け: 電池持ちよりも携帯性を重視する場面では本体のみ、バッテリー持ちが必要な場面ではバッテリー装着という使い分けが可能
この使い方は、確かに従来のようにシンプルではありません。モバイルバッテリーの装着という「手間」が増えます。しかし、その手間と引き換えに得られるのは、これまでにない薄さと軽さという価値です。
極薄iPhoneの市場ポジショニング
Appleが長時間のバッテリー持ちと本体の薄さの両立を目指していないのは明らかです。極薄iPhoneは、すべてのユーザーを満足させるための「万能モデル」ではなく、薄さと軽さを最優先する特定のユーザー層に向けた特化型モデルと考えるべきでしょう。
興味深いことに、この極薄iPhoneは12GBのRAMを搭載する予定と報じられており、これは上位モデルと同等のスペックです。つまり、薄さを追求する一方で、処理性能においては妥協していないことがわかります。
まとめ:極薄iPhoneという選択肢
噂されている極薄iPhoneは、すべてのユーザーに適したモデルではありません。しかし、薄さと軽さを最優先するユーザーにとっては、これ以上ない選択肢となるでしょう。そして、Qi2対応の極薄モバイルバッテリーの存在は、その最大の弱点であるバッテリー持ちの問題を大きく緩和します。
普段使いは薄くて軽く、必要な時だけモバイルバッテリーを装着する。この新しい使い方を受け入れられるユーザーにとって、極薄iPhoneは十分に「アリ」な選択肢と言えるのではないでしょうか。
テック系ブログメディア「ゴリミー」を運営管理人。妻、2人の娘、犬(♀)に囲まれて暮らす。日々の小さな発見が誰かのちょっとしたプラスになると信じて日々発信しています。ガジェット情報から子育ての気づきなど、生活に根付いたアイディアを発掘しています。