西郷真央が1打差の暫定2位でメジャー初戦の週末へ 渋野日向子は予選通過を確実に
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 2日目(25日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)
5大メジャーの今季初戦は第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行ったが、濃霧の影響で1時間半スタートが遅れて午後8時4分に日没サスペンデッドとなった。
ツアー未勝利の27歳、リュー・ヤン(中国)が通算7アンダーで第1ラウンド終了時の首位をキープしてホールアウト。8番(パー5)で残り170ydから7Iでカップに放り込むアルバトロスを決めた以外は1バーディ(4ボギー)にとどまったが、「72」とパープレーで耐えた。
ツアーメンバー全13人が出場する日本勢では西郷真央が1打差の暫定2位に浮上。16位から6バーディ、2ボギーの「68」で回り、トータル6アンダー。サラ・シュメルツェル、リンディ・ダンカン、今季1勝のキム・ヒョージュ(韓国)と並んだ。
前日の雨によってウェットになったコースではプリファードライが適用された。フェアウェイキープ失敗がわずか2ホールとステディに組み立て、連日のアンダーパーを並べた。「ちょっともったいないロングのボギーがあったが、それ以外はすごくいいプレー。すごく評価できるかなと思う」と納得の表情。2度目の出場だった昨年はカットラインに1打届かず予選落ちを喫したメジャー初戦での優勝争いに向け、「このショットの安定感を残り2日間続けていきながら、パッティングでしっかり決めきれるゴルフをしたい」と話した。
メジャー1勝の古江彩佳ほか、今季1勝の竹田麗央、山下美夢有、岩井千怜のルーキー3人が1アンダー。前週「JMイーグルLA選手権」で1打差2位惜敗の岩井明愛、日没寸前にバーディで締めた渋野日向子は「71」でイーブンパー。8年連続出場の畑岡奈紗は1オーバーで決勝ラウンド進出を確実とした。
初日に日本勢最上位の10位につけた勝みなみは「77」と崩れ、吉田優利と並ぶカットライン上の2オーバー。笹生優花と馬場咲希は6オーバーで予選落ちが確実となった。
西村優菜が3オーバーで、最終9番のプレーを翌日に持ち越した。
第2ラウンドの再開は3日目(26日)の午前7時を予定。予選カット後、午前8時45分に第3ラウンドを開始する。
<日本勢の2日目成績> 2T/-6/西郷真央 32T/-1/竹田麗央、山下美夢有、古江彩佳、岩井千怜 40T/0/岩井明愛、渋野日向子 46T/+1/畑岡奈紗 64T/+2/勝みなみ、吉田優利 83T/+3/西村優菜(17) 109T/+6/馬場咲希、笹生優花 ※順位は暫定、カッコは消化ホール数