ビットコインが8万ドル割れ、3カ月半ぶり トランプ氏政策に不透明感

暗号資産(仮想通貨)のビットコインが28日の取引で5%超下落し7万9666ドルを付けた。写真は2022年8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[シンガポール 28日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のビットコインが28日の取引で5%超下落し7万9666ドルを付けた。8万ドル割れは昨年11月11日以来。

トランプ米大統領の関税計画や仮想通貨政策を巡る不透明感が背景にあるほか、15億ドル相当の仮想通貨イーサが盗まれた事件も嫌気されている。 もっと見る

イーサは約6%安の2149.38ドルと、昨年1月以来の安値近辺。

ビットコインはトランプ政権が戦略基金を推進し、規制を緩和するとの期待から昨年12月半ばに10万5000ドルを突破して以来、時価総額の4分の1を消失した。

トランプ氏は大統領就任に際して仮想通貨推進派を相次いで要職に指名したが、仮想通貨政策に関する具体的なニュースはほとんど伝わっていない。

キャピタル・ドット・コムのシニア金融市場アナリスト、カイル・ロッダ氏は「強気なストーリーを持続させる新たな材料がなくなり、勢いが失われた」と述べた。

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