日経平均は4日続伸、一時4万円回復 データセンター関連の人気継続

 1月23日、 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比312円62銭高の3万9958円87銭で取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比312円62銭高の3万9958円87銭で取引を終えた。一時は389円82銭高の4万0036円07銭まで上昇、立会時間中として1月8日以来、半月ぶりに4万円を回復した。前日の米株市場でハイテク株を中心に高かったことが好感され、中でもデータセンター関連株が引き続き物色の柱になった。

この日の日経平均は米国株式市場でハイテク株が上昇したことを好感して始まり、前日に続いてデータセンター関連株が相場をけん引した。ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tab、米オープンAI、米オラクル(ORCL.N), opens new tabの3社による人工知能(AI)インフラへの大規模投資が材料視された。

前日は半導体関連株がにぎわい、きょうは電力需要の増大を見越して発電所の関連ビジネスを手掛ける重電・重工各社に連想買いが入り人気化した。「直接的なAI関連株が買われたのに続いて、きょうは物色のすそ野が広がった格好だ」(国内証券ストラテジスト)との声が出ていた。

日銀金融政策決定会合の結果をあすに控えて模様眺めになる可能性もあったが、野村証券の澤田麻希ストラテジストは「利上げされるとの見方は支配的」と指摘。市場はすでに織り込んでいるとの見方を示した。

TOPIXは0.53%高の2752.74ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.53%高の1416.28ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆6322億1700万円だった。

東証33業種では、値上がりは非鉄金属、その他製品、機械など16業種、値下がりは電気・ガス業、医薬品など7業種だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.92%安の624.73ポイントと軟化した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが639銘柄(38%)、値下がりは936銘柄(56%)、変わらずは68銘柄(4%)だった。

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