福山雅治、新宿降臨で騒然「It's Show Time」決めゼリフに大歓声
アーティストで俳優の福山雅治が3日、西武新宿駅pepe前広場で行われた映画『ブラック・ショーマン』公開直前イベントに共演する有村架純と共に登場。華麗なマジックを披露し新宿の街を熱狂させた。
東京は夕方、不安定な天候が予想されるなか、無事降雨もなく新宿のど真ん中にあるpepe前広場のバルコニーに登場した福山と有村。黒のロングジャケット姿で登場した福山が観客に向かって手を振ると、集まった約2,000人のファンと沿道を通る人からは、拍手とともに「ましゃー!」などと大きな歓声があがる。
ADVERTISEMENT福山は「いまから37、8年前、東京に18歳で上京して始めて降り立ったのが、この新宿駅だったんです」と切り出すと「ここから西武新宿線に乗って拝島駅まで行ったんです。まさかそれから時間が経ってこの場に立つなんて……」と“新宿凱旋”に感無量な表情を浮かべていた。
バルコニーから手を振る福山雅治&有村架純さらに福山は、劇中で見せるマジックを生披露することに。「昨日まで何をやるか聞いていなかったんですよ」と苦笑しながらも、華麗な手さばきでトランプによるマジックを披露すると、会場からは大きな拍手が。福山は決め顔で「ありがとうございました」とどや顔を見せていた。
有村架純と福山雅治最後は福山が「It's Show Time」と劇中の決めゼリフでイベントを締めると「マジックもうそなくやっています。そのなかで人間関係も濃く描かれるミステリーエンターテインメントになっています」と作品への期待を煽り、新宿の街はさらなる大歓声に包まれた。
映画『ブラック・ショーマン』は、東野圭吾の小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどを手掛けた田中亮監督が実写映画化。元中学校教師の父親を何者かに殺された神尾真世(有村)が、卓越したマジックの技と人間観察力を誇る元手品師の叔父・神尾武史(福山)と共に事件の真相を追う。(磯部正和)
映画『ブラック・ショーマン』は9月12日より全国公開
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俳優の深津絵里が3日、都内で行われた映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』(9月26日全国公開)の舞台あいさつ付き特別上映イベントにオダギリジョー(脚本・監督・編集・出演)と出席。本作で約8年ぶりの映画出演を果たす深津は、オダギリから作品構想を聞かされた当時のエピソードを明かした。この日は、主演の池松壮亮も登壇し、オダギリが劇中のオリバーに扮してファンサービスを行う一幕もあった。
本作は2021年と2022年にNHKで2シーズンにわたって放送されたドラマシリーズ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」の劇場版。鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平(池松)と、彼には着ぐるみの中年男に見える警察犬・オリバー(オダギリ)が、行方不明者の捜索を通じて不可解な事件に挑む様を描く。
ADVERTISEMENT深津は、2021年度後期放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でオダギリと共演しており、撮影期間中に本作の構想を聞かされていたと回顧。「朝ドラの撮影中に聞いたんです。映画になるかもしれないですって。その時はまさか私にお声がけしていただけると思っていなかったので、『頑張ってください』って思っていました」と当時を振り返る。
深津はその後についても「その撮影が終わって随分経ってから、脚本を読ませていただいた」と述べ、「そうしたら近年稀に見る奇想天外さで……。一度読んだだけでは全くわからなかった」と笑顔を見せる。
だが、深津はだからこそ本作に興味を持ったとのこと。「これは私の性格なんですけど、こんなに全くわからない脚本に出会ったのは初めて。それに強く惹かれてどうなるかわからないけど、飛び込んでみようと出演を決めました」と出演の経緯を振り返った。
他にも出演を決めた理由があるというが、深津は「それは映画のパンフレットに詳しく書いていますので、パンフレットを買っていただければ」と販売促進にも協力。オダギリも「他の二つほどの理由をパンフレットで聞かせていただいて感動しました。ぜひパンフレットを買ってください」とすかさず便乗して、会場を笑わせた。
ADVERTISEMENT池松は深津と初共演だったといい、深津の演技について「感動しました」と感想を述べる。「いろんなものを超越していらっしゃって、神々しくて、実がある、リアリティーのある演技をするんです。これまでたくさんの現場を確固たるプロ意識を持って通過されてきたんだなというのが数日ご一緒しただけで伝わってきました。実はオダギリさんにもそういうところを感じていたので、清められるような気持ちでした。(現場で)カムカムしてました」と朝ドラに絡めたコメントをし、笑顔を見せた。
深津はオダギリの演出についても「絶対的な信頼をおける監督さんでした」と振り返る。オダギリも「今回、演出する必要がない人に来てもらっているんです。一番演出する必要のないお二人に来てもらえて、深津さんは特に冒頭からすごかった」と深津を絶賛。深津が映画について真摯にコメントする横画を見つめつつ、「深津さんの言葉を聞いていると泣きそうになる」と感慨深げに話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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