「くすぶっていた火種が炎上」クラシコで途中交代に不満爆発のレアルのヴィニシウス、退団示唆で現地も騒然「クラブは断固たる姿勢」

text by 編集部 photo by Getty Images

 スペイン・ラ・リーガ第10節、レアル・マドリード対バルセロナの試合が現地時間26日に行われ、マドリーが2-1で勝利した。スペインメディア『AS』は27日に、途中交代を命じられたマドリーに所属するFWヴィニシウス・ジュニオールが、シャビ・アロンソ監督に対して不満を示し、退団を示唆していたことを伝えている。 ——————————

ヴィニシウスが退団?

【写真:Getty Images】

 22分にFWキリアン・エムバペのゴールで先制したマドリーだったが、38分にMFフェルミン・ロペスに同点ゴールを決められてしまった。

 しかし、直後の43分、MFジュード・ベリンガムが貴重な勝ち越しゴールを決めて、2-1でバルセロナを下している。

 スペイン国内で注目されているのは、72分にFWロドリゴとの交代を命じられた際の、ヴィニシウスの態度だ。

 同メディアは、「かつてくすぶっていた火種は、今や炎上している」と前置きし、ヴィニシウスについて次のように述べている。

「ヴィニシウスは素晴らしいパフォーマンスを見せていたが、交代を告げられた際に『俺だって?俺なのか?監督?いつも俺だ!このチームを出て行く!出て行ってやるぞ!』と叫んだ。

その後、彼はトンネルを抜けてロッカールームへと向かっている。

クラブは選手の態度、彼が与えるイメージを好ましく思っていない。

過去には、同様の事件で選手が罰金を科された例もある」

 そして、「レアル・マドリードは断固たる姿勢を貫いており、シャビ・アロンソ監督のあらゆる決断を支持している」と、クラブ側は指揮官の決断を尊重していると報じた。

 ヴィニシウスとマドリーの契約は2027年6月末までとなっている。

 記事では、「未だ保留中の契約更新が、状況をさらに緊迫させている」と述べつつ、「来夏には契約最終年を迎える状況であり、もし彼が移籍するなら、市場価格よりも低い金額になるだろう。

もし彼があと1シーズン我慢すれば、フリーで移籍する可能性もある」と、契約更新することなく、ヴィニシウスがチームを去る可能性が高いと強調している。

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