久保らシャドー陣にイメージ重ねた鈴木唯人、W杯デビューへ「どれだけ一つの方向を向いてやれるか」
MF鈴木唯人(フライブルク)
MF久保建英(ソシエダ)の状態が懸念されるシャドーのポジションで期待がかかる日本代表MF鈴木唯人(フライブルク)がオランダ戦から一夜明けた15日の練習後、報道陣の取材に応じ、鎖骨骨折から復帰した自身の状態について「もちろん徐々に上がってきている」と頼もしい言葉を口にした。 初のW杯メンバー入りを果たした鈴木はオランダ戦にベンチ入りしたが、出番は最後まで訪れなかった。それでも初めてW杯の雰囲気を体験し、「今までやってきたスタジアムとは変わった雰囲気だったので、それも含めてW杯だと思った。最後の10分間は日本の応援がずっと会場に響いていたので、すごく良い雰囲気でやれていたんじゃないかと思う」と前向きに振り返った。 オランダ戦での日本代表は、2度にわたって相手に先行されながらも2-2のドロー。我慢くらべのような一戦となったが、その中で鈴木は守備にも奔走していたシャドーの久保とMF前田大然の役目を自らに重ねながら過ごしていたという。 特にFWコーディ・ガクポのマークに回った久保の役目については「相手の選手がキーマンで、あれをやろうという話は練習からしていたし、攻撃の選手であってもやるべきタスク」と試合前から想定済み。「前半が終わった後も選手たちの中で『途中から出る選手がいたら必ずあそこのヘルプは頼む』という話はしていたし、やらないといけないとイメージできていた」と準備していたようだ。 さらにはベンチでチームを鼓舞した一戦を通じ、ますます高まっていくチームのW杯ムードに身を投じられたのも大きな収穫となった。 「出ている人、出ていない人、いろんな立場があるけど、こういう短い大会はどれだけチームが一つになって、一つの方向を向いてやれるかが間違いなく結果につながってくる。昨日も途中から出てきた選手がどういう役割をするかがしっかり出ていた。試合が始まる前から『ベンチのメンバーがしっかり準備しよう』というところで、チームのプラスになる行動をしようという話をしていた」 コンディションも心構えも準備万端。大会1か月前の鎖骨骨折から復活した24歳はどんな立場であれ、結果を残す用意ができている。 (取材・文 竹内達也)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集●2026ワールドカップ(W杯)大会日程・テレビ放送▶日本代表の最新情報や取材裏話は『ゲキスタ』で配信中