ホルムズ海峡で貨物船被弾通報 米・イラン協議を巡り主張に対立
カイロ、エジプト、8月4日 (AP) ー 英国海上貿易機関(UKMTO)によると、ホルムズ海峡のオマーン沖で夜間、貨物船が飛来物の命中を受けたと通報があった。一方、アメリカとイランの間では、両国間での協議が行われているかどうかをめぐり主張が対立している。 米国のトランプ大統領は4日、紛争の終結に向けて両国が協議を再開していると述べた。しかしイラン側は、協議を行っている相手はオマーンのみであり、話し合いの焦点はホルムズ海峡にあると主張している。 UKMTOによると、オマーンのアル・ハサブから北東に約37キロの海域で、現地時間午前2時頃、貨物船が「不明な飛来物の命中を受けた」と通報があった。 UKMTOは船籍や貨物の有無など、当該船舶に関する詳細な情報を明らかにしていない。 アル・ハサブの街はホルムズ海峡に突き出たアラビア半島の先端に位置している。ホルムズ海峡はペルシャ湾の入り口にあたる重要な航路であり、開戦前は世界の石油および天然ガスの5分の1がここを通過していた。 2月に紛争が始まって以来、イランによる船舶への攻撃によって同海峡は事実上閉鎖されており、米国もまた同海峡内にあるイランの港に対して海上封鎖を実施している。 トランプ大統領は4日、イランに対して警告していた大規模攻撃の見送りを発表した翌日、同国との協議が再開されたと述べた。大統領は、湾岸諸国のカタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)からの強い要望を受けて攻撃を取りやめたとしている。 「イランが認めようと認めまいと、我々は実際に協議を行っている」とトランプ氏は強調した。 これに対し、イラン外務省報道官は4日、米国との交渉は行われていないと述べ、テヘランの協議相手はオマーンのみであり、ホルムズ海峡における安全航行のルート確立に焦点を当てていると付け加えた。 トランプ大統領はイラン側への不満をあらわにし、数カ月に及ぶ紛争を終わらせ、海峡を通る貨物輸送を再開させるために不可欠な協議を求めてきたのはイラン側だと示唆した。 同大統領は自身のSNS「トゥルース・ソウシャル」で、「イランの指導部は呆れるほど表裏がある!」と投稿。「彼らは会談を要求し、一部では『懇願した』とさえ言われている。そして近い将来にさらなる会談が予定されている中で協議が始まったというのに、彼らは何の話し合いもしておらず、オマーンとしか交渉していないと公然と胸を張って主張している」と批判した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)