【中日】12年連続前半戦Bクラスターン…セ最多16度目零敗で連敗金丸最長8回1失点も4敗目 8戦未勝利 東に10連敗 9回尾田が牽制死
■プロ野球 中日 0-1 DeNA (21日 バンテリンドーム) 中日はリーグ最多16度目の完封負け。2位・DeNAに連敗で4カードぶりに負け越し。また前半戦を40勝46敗2分の借金「6」で2014年以降12年連続でBクラスで折り返すことが決まった。 試合は両軍無得点で迎えた6回、先発・金丸夢斗(22)が2死一、二塁からフォードに適時打を許し先制を許すとこれが決勝点に。打線は過去18度対戦し2勝14敗、防御率1.35と相性が悪いDeNA先発・東の前に8回までわずか5安打、三塁踏めず。金丸は自己最長8回を投げ1失点の好投も実らず、8度目先発もプロ初白星はまたもお預けとなった。 金丸は0勝3敗、防御率2.64で今季8度目の先発。前回の8日・巨人戦(山形)は7回5安打2失点(自責2)で勝ち負けつかず、先発予定の17日・阪神戦(甲子園)の雨天中止に伴い中12日での登板。DeNA戦は3度目、0勝2敗、防御率3.46、本拠地バンテリンドームでの先発はデビュー戦の5月5日・DeNA戦以来2度目。 立ち上がりは初回を三者凡退。2回は先頭の牧をサード・佐藤のファンブルにより出塁を許すと、1死からフォードの右前安打で一、三塁のピンチを招くも山本を遊ゴロ、林をスライダーで空振り三振。3回は東、桑原、蝦名を3つの内野ゴロに打ち取る。 スタメン野手は7番・サードを板山から佐藤に変更。カリステとマラーが登録抹消され、代わりに出場登録された鵜飼がベンチスタート。 初回は1死から田中が中前安打、今季7個目の盗塁を決めたが上林が三ゴロ、細川が右飛。2回は2死から佐藤が中前安打、3回にも2死から田中が四球で出塁も連打が生まれず、無得点に終わる。 金丸は4回、佐野、牧、宮﨑のクリーンアップを三人で退ける。5回は先頭のフォード、山本に連打で無死一、三塁も林を左飛で1死。東の投犠打で2死二、三塁を招いたが、1番・桑原を中飛でピンチを脱する。 しかし6回表、先頭の蝦名に左中間へ二塁打、佐野の二ゴロで1死三塁も牧を前進守備の野手正面を突く遊ゴロで本塁タッチアウト。宮﨑に四球を与え2死一、二塁とすると、打席にはこの日2安打のフォード。3球ストレートで追い込むも4球目スライダーを捉えられ、右前適時打で0-1の先制を許した。 一方打線は4回以降3イニング連続三者凡退と沈黙。7回には先頭の細川が左中間へフェンス直撃の二塁打を放つもボスラーが空振り三振、山本が見逃し三振、佐藤が二ゴロ。 金丸は7回、2死から桑原に左前安打も蝦名を遊ゴロに退け、自己最長となる8回のマウンドへ。佐野に右前安打も牧を遊ゴロ併殺打に打ち取ると、続く宮崎に遊内安打もフォードを空振り三振に斬った。 その裏、1死から金丸の代打・ブライトが中前安打、岡林が一内安打でつなぎこの試合初めての連打で一、二塁を作ったが田中が一直、上林が二ゴロで無得点、未だ三塁踏めず。 金丸は8回112球、被安打8、奪三振6、与四球1、1失点(自責1)で降板。9回は2番手・橋本が1死から林に中前安打も代打・松尾を遊ゴロ併殺打に打ち取り無失点。 しかしその裏、東から代わったDeNA2番手・伊勢に対し、先頭の細川が四球で出塁も代走・尾田がけん制死。後続も倒れゲームセット。金丸は4敗目(0勝)、またチームは東に23年4月30日から10連敗を喫した。