米ロ外相が会談、ウクライナ巡る「新アプローチ」協議 対話継続へ
[クアラルンプール 10日 ロイター] - ルビオ米国務長官は10日、東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が開かれたマレーシアでロシアのラブロフ外相と会談し、ロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた進展が見られないことに対する米国の不満を伝えた。
会談は50分ほど継続。ルビオ氏は「率直で重要な会談だった」とした上で、柔軟に対応しなかったロシアへのトランプ大統領の失望を改めて強調したと指摘。トランプ氏がこれまで公に述べたことをラブロフ外相に改めて伝えたと語った。
その上で、ロシアが提示した「新しく、別のアプローチ」を含むいくつかのアイデアをラブロフ氏と共有したとし、帰国後にトランプ大統領に伝えると言及。「この紛争の終結に向け、将来を見据えたロードマップを策定する必要がある」と述べた。
ロシア外務省は会談後に声明を発表。ウクライナ和平やイラン、シリア情勢など多くの国際問題について率直に意見交換したとした上で、建設的な対話は継続されると明らかにした。
ルビオ長官とラブロフ外相は2月にサウジアラビアで初めて会談、その後5・6月にも電話会談していた。
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Daphne Psaledakis is a foreign policy correspondent based in Washington, D.C., where she covers U.S. sanctions, Africa and the State Department. She has covered the rollout of U.S. sanctions on Russia after Moscow’s invasion of Ukraine, Washington’s efforts to enforce its sanctions and the U.S. response to the conflict in Ethiopia, among other issues. She previously covered European Union politics and energy and climate policy for Reuters in Brussels as part of an Overseas Press Club Foundation fellowship in 2019. Daphne holds a Bachelor of Journalism in Print and Digital News and a Bachelor of Arts in International Studies.